間伐とは?(森林にCO2を吸収してもらうために必要なこと)

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「間伐」という言葉をお聞きになったことは多いと思います。

しかし、「間伐」と聞くと「密集している杉や檜の立木を間引くこと」という一次的なイメージしか浮かんできません。(私だけかもしれませんが)

「間伐すると、残った木に光があたり、成長していくのです。そして、木は成長すると共にどんどん二酸化炭素を吸収してくれるのです」

「間伐しない人工林では、光が地面まで届かないので、下草が生えず、土壌がむき出しになってしまい、ちょっとの雨でも土壌が流れ出してしまいます。結果として、土質が悪くなり(表層の栄養分が流されてしまうため)、最悪の場合、大雨で土砂や立木が流されてしまいます」

などと聞かされているのですが、これらは単に知識として知っただけで、どうにも腹の底から理解できる話ではありませんでした。

しかし、「我が家の大黒柱と出会う旅」に参加すると、「間伐の重要性」を体感することができるのです。

【参考情報】
間伐と環境保全
間伐 日本の森を再生させるために
イベントレポート:「大島さんの曾曾お爺さんが明治 39年に植えた東濃檜で家を建てるツアー」(平成22年3月14日開催)

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長野市に建築された【地球民家】を見学してきました!

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エコホームズと同じように「木曽東濃檜が大好きな工務店」が集まって【あすみ住宅研究会】を組織しています。

あすみ住宅研究会の仲間である「匠建設」さん(長野市)が、長野市で【地球民家】を完成されたので、図々しく、仲間と一緒に見学に行ってしまいました。
*工務店って、同業他社の建てた住宅を見学するのが、本当に大好きなんですね、これが。そして、見学する目的ですが、その住宅を見て「おっ! このアイデアは良いねぇ~。うちでも参考にさせてもらおう・・・」つまり、他社の家造りから盗めるものは盗みたい!と・・・。そのようなことを百も承知で見学を許可してくださった「匠建設」さんに感謝・感謝・大感謝です。(ありがとうございます)

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そうだ! 伊勢神宮へ行こう!!!

いきなり、男ばかりの写真です(↓)

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この人達は、なんでこんなにうれしそうなのでしょうか??? (ちなみに、私(玉川和浩)もこの中にひっそりと写っています。)
最近では、このように男ばかりで楽しそうに記念撮影することもほとんどなくなってしまいました。
私はこの日(平成22年7月22日)が来るのをウキウキしながら、1か月前から浮かれていたのです。私はとうとう「伊勢神宮(内宮)」にやってきたのです。檜の家造りにおける「原点」とも言える場所に立っています。

(注意:今回の話はかな~り長いです。すみません)

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★地球民家【木曽東濃檜大好きな方向けの家】は長期優良住宅先導的モデル事業に選ばれました!★

エコホームズが「木曽東濃檜が大好きな会社」であることは、たびたびお伝えしております。そして、同じ理念をもった仲間が集まって「あすみ住宅研究会」を主宰しています。
あすみ住宅研究会

そして、「あすみ住宅研究会」の仲間たちが一緒になって考えた家づくりが【地球民家】です。

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*地球民家に関する詳しい内容については、下記をクリックしてご覧ください(↓)

檜好きにはたまらない【地球民家】って、なんだろう???

先着20名様にプレゼント! 木曽東濃檜の家づくり「地球民家」がよくわかる本(良い家は良い山がつくる)


そして、この【地球民家】が「長期優良住宅先導的モデル事業」の一つに選ばれました!

 「地球民家」国産無垢材の住宅・循環型モデル

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檜のログハウスは癒されるのか?大実験

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「はたして、本当に檜の家で癒されるのか?」

自然素材の家を建てる工務店の多くは「木の家は癒されます」的な文言を強調しています。ハウスメーカーでも木の家を得意にしている会社であれば、必ず「癒し」という言葉が使われているはずです。

「できるだけ早く自宅に帰って、そこでのんびりと癒されたい!」的なコマーシャルも多く放映されています。

さて、【木の家】=【癒し】という方程式は正しいのでしょうか?

そこで「あすみ住宅研究会」(檜の家が大好きな工務店の集団です。エコホームズも所属しています。設立の経緯についてはこちら⇒ 「あすみ住宅研究会」とは? をクリックしてご覧ください)が「国産無垢材の快適性」について実験をおこないました。
しかも、「平成22年度 木のまち・木のいえ整備促進事業について(木造住宅・木造建築物等の整備促進に関する調査・普及・技術基盤強化)」という補助事業に採択されて実験をおこなうことになったのです。

さてさて、どんな結果が出たのでしょうか?
*実験のテーマの一つに「国産材無垢材の快適性効果モニタリング測定」というのがありまして、檜の家が大好きなあすみ住宅研究会としては、当然のことなのですが、「国産無垢材(檜材)の住宅は明確に快適であることが証明されました!」という実験結果がでるとバンバンザイなのです。

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樹齢90年の東濃檜が千葉にやってきました!

ようやく、この日がやってきました。ず~と待ち焦がれていたのです。
平成22年4月10日、【水野さんのひいお爺さんが大正6年~8年に植えた東濃檜】が千葉にやってきました!
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*【水野さんのひいお爺さんが大正6年~8年に植えた東濃檜】については下記をクリックしてご覧ください(↓)
イベントレポート:「水野さんのひいお爺さんが大正6年~8年に植えた東濃檜で家を建てる」ツアーの報告です!(平成21年11月22日 開催)

千葉から片道6時間もかけて、小池様ご家族が出会った「大正6年に水野さんのひいお爺さんが植えた檜の山」の大切な東濃檜がプレカットされて千葉までやってきたのです。今日は上棟です。

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緊急指令:樹齢90年の東濃檜を確認するべし!(パート2)

*パート1をお読みになりたい方は下記をクリックしてご覧ください(↓)
緊急指令:樹齢90年の東濃檜を確認するべし!

ここは、岐阜県恵那市/水野家が、大正5年ごろから、代々守ってきた東濃檜の森です!

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木曾東濃檜の森に入った私は、そこで驚愕の事実を聞かされました!

「みなさんが恵北プレカットさんから入れている木曽東濃檜はだいだい樹齢70年前後です。しかし、日本全国で流通している檜材はその多くが樹齢40年程度なのです。なぜだかおわかりですか?」

「・・・・???」

「植林して、苗木の手入れや下草刈り、間伐作業を繰り返すのですが、最低限の人件費や利益を確保するには、せいぜい40年程度で出荷しないと・・・。70年間も檜を守り育てるのは難しいのです。ですから、流通している材木の中で、恵北プレカットで仕入れているような【樹齢70年の檜材】は少なくなってきました。」

「この地方は気候と土地の関係で樹齢60~70年程度は育つまでに必要とされるのですが、林業を継続させるためには、本来であれば、40年程度で伐採したいところなのです」

「なるほど・・・」

「まして、この水野家の森のように、90年以上前に植林されたところは、放置されているだけなのです。すでに数十年前から間伐なども行われなくなっていますから・・・、ある意味 忘れられた森になってしまっています。」

「・・・? なぜ?数十年前から手入れがされなくなってしまったのですか?」

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緊急指令:樹齢90年の東濃檜を確認するべし!

平成21年8月18日(火)午後2時半ごろ、市川市で地熱住宅を建てたN邸に向かう途中、私の携帯電話が鳴った。たまたま運転中であったため、電話に出ずに着信者が誰であるかを確認したところ「小栗理事長」と表示されている。
私が長年お世話になっている「恵北プレカット工場/小栗理事長」からの電話だった。

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普段であれば、すぐにコンビニに車をとめて、小栗理事長にかけなおすのだが・・・、その時は、何か嫌な予感があり・・・、かけ直さなかったのだ。
5時ごろ、N邸での作業が終わり、車に戻って携帯電話を確認すると、そこには、またまた小栗理事長からの着信があった。しかも、たびたび・・・。

嫌な予感(悪寒に近いのか・・・?)はするものの、これはかけ直さないわけにはいかないようだ。
しかし、この1本の電話によって、私はトンデモナイ世界に引きずり込まれることになる。

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【地球民家】オープンハウスの完成


(画像をクリックすると拡大表示されます)

2005年に完成した【地球民家】オープンハウスの建築状況をまとめてみました。

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【木も長生きしてもらいたい!】


(画像をクリックすると拡大表示されます)


住宅業界では、「戸建住宅の寿命」に関する各種調査があります。調査内容によって違いはありますが、だいたい26年前後のようです。
もちろん、住宅の工法(木造軸組み/ツーバイフォー/鉄骨/RC)によっても寿命が違ってきますが、「木造住宅」の場合、構造材(木材)の寿命を長くすることが「長生きする住宅」につながります。

本来、木材は「呼吸することができれば腐らない」素材です。
むしろ、伐採してから、100年以上経った方が素材の強度も最大になります。法隆寺などの古い建築物が証明している通り、木材は長持ちするのです。
ただし、「腐らない」「シロアリに食べられない」ように工夫しなければいけません。

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究極の塗り壁材を求める旅(パート3)

*「究極の塗り壁材を求める旅(パート1)・(パート2)」をまだお読みでない方は、まずは(パート1)と(パート2)をお読みください。下記をクリックすると(パート1)と(パート2)になります。
 【究極の塗り壁材を求める旅(パート1)
 【究極の塗り壁材を求める旅(パート2)


「えっ?今日は、もうレーベンの製造が終わった????そりゃ困りますよ。製造するところを見学するためにわざわざ千葉から来たんだから。製品を見に来たのではなくて、作るところを見たかったんです。本当に食品だけが原料なのかどうか、それをチェックしたいんです。」

スズラン「そうおっしゃられても・・・・・・・・・・。レーベンは食品と同じく生ものなので、大量に作って在庫しておくわけにもいきませんし・・・・・・。注文があった分だけ作るようにしているので、これから急に作れと言われましても・・・・・・・・、困りました。」

「困っているのは私の方です。せっかく長崎まで来たのですからね。そこのところ、わかってもらえますよね! ねっ! ねっ!」

スズラン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

遠路はるばる長崎まで「レーベンの製造工程」を確認しに来た私達ですが、連絡ミスによって、到着して「レーベンの説明」を聞き終えた時には、すでに製造は終了していました!

「あちゃ〜」

頭を抱えていた私達に「スズランコーポレーション」の専務さんが一言。

今日の生産は終了したようですが、せっかく千葉からいらっしゃったので、また造りますか!

和紙が原料の塗り壁素材 レーベン
(私達に熱心に説明されていた専務です!)

「あ、ありがとうございます〜〜!!!」

それでは、さっそく、レーベンの製造工程を見学させてもらいましょう。

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究極の塗り壁材を求める旅(パート2)

*「究極の塗り壁材を求める旅(パート1)」をまだお読みでない方は、まずは「パート1」をお読みください。下記をクリックすると「パート1」になります。
 【究極の塗り壁材を求める旅(パート1)



大島建材店の大島社長から、私の携帯に電話が入りました。

大島さん「玉川さん、長崎行きましょう!

私「はっ???」

大島さん「すでにメーカーに連絡を入れておきました。製造工程を見学させてくれるそうです。1月25日・26日が先方も都合が良いそうですから、25日に長崎空港でお会いしましょう。それでは!

私「・・・・・・・・・」

突然、私は長崎に行く事になりました。そこで思いついたのです。どうせなら「あの人」も連れて行こう。
そうだ!そうしよう!!!

「あの人」とは、千葉県でも【エコオヤジ】として有名な人です。それは、

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(倒木更新)親は子を守り、子は親を忘れない!

赤沢自然休養林は「天然林」です。
国有林であり、できるだけ自然のままを残しているようです。

その中で数百年も生き続けた檜が倒れます。

木曽檜 倒木更新

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木の家は好きですか?

木曽東濃檜の4寸角柱は、だいたい70年かけて育ったものです。

檜4寸角材でも、産地によって、年月は違ってきます。気候が良く、土地が豊かであれば、もっと短い歳月でとれるのですが、私達が使っている木曽東濃檜は70年もかかってしまいます。

この木曽東濃檜を使用する場合、今までは壁の中に隠れてしまうことが多かったのですが、「せっかくの檜を隠してしまうのはもったいない」という声も多く、最近では、内装の一部として積極的に檜を見せる方が増えてきました。

例えば(↓)

木曽東濃檜の家

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究極の塗り壁材を求める旅(パート1)

出会いは突然でした!

2005年11月26日〜27日におこなわれた【来て見てSwitch!オール電化フェアin幕張】で、「和紙を原料とした塗り壁材」を知る事になりました。

この素材を紹介してくれたのが「健康素材を全国に販売している島根県の大島建材店さん」です。

和紙が原料の塗り壁材 レーベン

玉川さん、千葉に行くときに、玉川さんが好きそうな素材を持っていきますからね!

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【物より思い出!】=ご家族でメンテナンスを楽しみましょう。

突然ですが、私の思い出です。
母親の実家は、茨城県鉾田町にあります。
小学生の頃によく遊びに行きました。ずいぶん古い民家で、家の中は暗く、床板(たぶん杉板だったと思います)は真っ黒でガタガタしていました。冬は家の中も凄く寒く、煙草を良く吸うおじいちゃんと囲炉裏のまわりで食事をしていました。便所(トイレとよべるものではないですね)は家の外にあり、お風呂は、なんとっ、五右衛門風呂でした。

五右衛門風呂をご存知ですか?
浴槽は巨大な釜です。薪を燃やして水をお湯に沸かします。浴槽(=釜)には丸い木の板が浮かんであり、それを足で底に沈めながら湯に入ります。

ここでの生活(夏休みは1ヶ月近く、弟達・いとこ達と一緒に過ごしていました。)は心から楽しいものでした。スイカの食べ残しを庭において、それでカブトムシを捕ったり、彫刻刀で床に名前を彫りました。(おばさんには凄く怒られましたが・・・)真っ黒な床ですが、名前を彫ると、きれいな木の色がでてきます。本当に暗く汚れた家でした。どうして?あんな家に行くのが楽しみだったのか?
今でもよくわかりません。中学生のころまで、よく遊びに行きました。

ところが、なぜか、高校時代はほとんど行くことがなくなりました。

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特集!!!やっぱり「木の家」が大好き!!!

木造住宅において、構造材は「無垢材が良い!主張派」と「集成材が良い!主張派」に分かれます。造り手(=住宅建築会社)が自分達にとって都合の良い方を「こっちが良い!」と主張していたのが発端ですから、互いに相手のデメリットを強調しあっています。

実際は「適材適所」であるため、私達の場合、「土台・柱・梁」は、基本は無垢材ですが、間取り等によっては「梁の一部」に米松集成材を使用します。

また、無垢材は後になってあばれることがありますから、ハウスメーカーの場合、アフター対応などを考えると、やはり「集成材が良いですよ!」と主張しているようです。

こうなってくると、一般の方にとって、「無垢と集成材とどっちが良いの?」とますます混乱してしまいます。


タマチャンはどっち派?」と聞かれた場合、私は難しい説明はできませんので「私は木曽東濃檜が好きです!」とお答えしています。
スギ・ヒバなど、他にも良い材はたくさんあります。ただ、私の場合、「木曽東濃檜」が好きなだけです。他の木材や集成材を否定していません。最後は「好き嫌い」の世界だと思っています。

ところが、【中国から輸入した集成材の剥離問題】(中国 集成材 剥離問題)が発生してからは、そんな簡単なことではなくなってきてしまいました。
中国からの輸入材について、根本的な問題はどこにあるのか不明ですが、「安かろう悪かろう」的な管理があるのかもしれません。

1個数百円の商品であれば、「安かろう悪かろう」が判明しても笑ってすますことができますが、住宅の場合、後で判明したのでは・・・・・・・、大問題です。

そうなると、自己防衛策としては「産地を確認する」ことしか残されていません。スーパーの食品売り場においても「産地・生産者」を明確にすることが進んでいるのですから、世の中で最も高価な買い物(?)である「家づくり」において、産地・生産者を確認することは必要になってきていると思います。全ての建築材料を確認する作業はたいへんですが、せめて、構造材だけでも「産地・生産者を確認すること」をやってみてください。
(海外まで行くのは大変ですが・・・・・・・)

と、こんな主旨で、私達がお世話になっている「木曽東濃檜」を紹介するため、実際に東濃まで行ってきました。今回は「木曽ひのき」のレポートです。

自然素材 木の家

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これから新しく家を建てるお施主様(ご家族)が【大黒柱】を選ぶために山の中に入りました!

東濃檜の大黒柱を選ぶために山の中へ入っていきました!
(画像をクリックすると拡大表示されます)

だいこく-ばしら【大黒柱】
(1)日本民家の中央部にあって、家を支えている柱。他の柱より太く、家格の象徴とされる。大極柱。
(2)ある集団の中心となり、それを支える働きをしている人。
「一家の―となって家族を養う」
(三省堂「大辞林 第二版」より)



平成18年3月19日、これから新しく家を建てるT様ご家族と一緒に岐阜県中津川市坂下へ行ってきました。千葉から片道7時間。あまりにも遠いため、中津川に前泊したのですが、移動日(18日)はどしゃぶりの雨でした。
そんな大雨の中、しかも7時間かけて、T様と私は「何のため」に岐阜県まで行ったのか?

実は、T様に「木曾東濃檜のブットイ大黒柱」を選んでいただくための旅でした。
その太さとは「8寸角」(24センチ角)です!T様にとっては、大変苦労される旅です。なぜなら、

・行き帰りの運転(T様ご主人が担当)
・往復の旅費(T様がご負担)
・1泊2日
・ご家族全員が山の中へ・・・・・・・。

なぜ?ここまで苦労をしてT様はわざわざ大黒柱を選びに出かけたのでしょうか???

みなさん、答えはおわかりですね。

はい、その通りです。

私に無理強いされたのです。
「Tさん、せっかく家を建てるのですから、私と一緒に岐阜県まで行きましょう!」


今回は、その「我が家の大黒柱を選ぶ旅」の報告です。

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檜の丸太を加工します!

岐阜県中津川市坂下にある「共和木材工業株式会社」で檜の丸太が加工されます。

私達が土台・柱に使用している「木曽東濃檜4寸角材」はだいたい70年前後の丸太からとります。つまり、70年間、せっせと二酸化炭素を吸収して「地球温暖化防止」に貢献してくれた木を利用するのです。

(余談ですが、国・市町村が本気で【地球温暖化防止】を考えると、全ての施設は木造建築物にするべきですね。)

70年かけて成長した木曽東濃檜を使用するのですから、私達が建てる住宅の構造は、最低でも70年は長持ちしてもらわないと困ります。
*私達が考える「長持ちする家造り」については、こちら(↓)をクリックしてご覧ください。
地熱利用ってなんですか?

1)檜の丸太です。

檜の丸太

2)製材所で丸太が加工されます。

檜 加工

3)柱・土台になる部分以外も板材として利用します。

檜 加工

4)木造住宅の構造です。
土台・柱は「木曽東濃檜」です。

東濃檜 構造

【木は環境にやさしい】

木曽東濃檜

★森は呼吸する★

地球をつつむ大気は、だいたい80%が窒素で、残りが主に酸素です。しかし地球上には、はじめから現在のような組成の大気があったわけではありません。地球誕生の当初、大気は火山ガスのようなもので、硫黄化合物や二酸化炭素や窒素が主体だったと考えられています。やがて植物が繁殖するようになると、光合成が行われることによって地球との大気の組成は大きく変わりました。

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【木材のルーツ】

木曽東濃檜

日本は古くから「木の文化」として性格づけられるほど、日常生活の中にまた、あらゆる建築物に木材を用い、かつ親しんできた。縄文・弥生時代にかけての竪穴住居、古墳時代の埴輪家に見るような豪族の屋敷、王朝時代の宮殿などはすべて木材によることは言うまでもないが、時代が下がって明治に西欧文明を受容するまでは、たとえば永遠性を求める宗教建築にも、防衛第一とする城郭もすべて木材で構築し、それ以外のものを用いることは皆無であった。おそらく日本はこうした面で世界唯一のものであろう。
先史時代から古墳内部の巨大な石材の組み立て、近世城郭の石垣を築いた石材の技術にも事欠かなかったのであるが、木材が用いられ続けてきた。
木あるいは木材は、日本人にとって単なる物質ではなく、精神的なつながりを有するものであったことは、木魂「こだま」とか木霊「もくれい」という古い言葉の中からも理解できるものである。

私達の祖先は、古代においても木についてのかなりの知識を持ち、その材質を良く知り、適材適所に使い分けたことが「日本書紀」に記されていて興味深い。

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木の話

木曽檜 森林


木曽路はすべて山の中である」と島崎藤村が【夜明け前】で書いているように、木曽は険しい山の中にあります。

そこにあるのは「木曽五木」といわれる「ヒノキ・サワラ・ネズコ・アスナロ・コウヤマキ」が多く、その中でもヒノキがもっとも多いのです。
ひのき・ヒノキ・桧・檜は日本各地で生産されますが、特に木曽ひのきは、秋田のスギ、青森のヒバ(=アスナロ)とともに【日本三大美林】と言われ、古くから日本人の心の中に存在していました。


日本の住宅は「木の家」です。棟梁(大工)が地元の「木の家」を守ってきました。しかし、ハウスメーカーという「日本にしか存在しない特殊な会社」が登場したことにより、日本の住宅は変わりました。ハウスメーカーは「鉄骨の家」「鉄筋コンクリートの家」「集成材の家」を広く普及させました。
これは、経済の高度成長期において「どんどん家を建てる」状況にはピッタリであり、ハウスメーカーの成長と、各地において「ビルダー」とよばれる大きな工務店の発生を促進したのです。

ところが、バブル経済の崩壊と一緒に、住宅産業は大変革を迎えることになってきました。いろいろな点で変化が発生したのですが、大きな変化としては:
1)永遠に繁栄しつづけると思われていたハウスメーカーが続々倒産していったこと。

2)日本人の原点である「木の家」がブームになってきたこと。

3)石油製品である新建材(およびその関連素材)によって「シックハウス」という負の遺産を作り出してしまったこと。

この3つの事象は、これからの住宅業界が「木の家」に回帰していくことを象徴しています。

一方で、木材の生産地においては、後継者問題・生産量の低下によって「日本人の心の住まい=木の家」を支える体制が徐々に衰退してきたのです。近年、住宅建築における国産材の使用量が減り、輸入材がどんどん増えてきたことによって「山が衰退した」ためです。

つまり、ぎりぎりのタイミングで「木の家ブーム」が発生したため、これから日本各地の「山」が生き返る可能性が高まっています。
しかし、国産材の復権が本当に実現するのかどうかは、10年後にならなければ誰も明言できないことでもあります。

このブログは【日本の伝統文化=木の家】を未来の子供達に引き継ぐため、山地(特に、木曽東濃檜)を懸命に守り育てている人達を紹介していくためにスタートしました。
「木の家」が大好きな方、いつでもコメントにご意見をお書きください。
みなさんからのご意見・ご感想が「日本の文化」を守ることにつながっていきます。

東濃檜の里を見学に行く時には、この宿が便利!

最近、毎月のように、木曽東濃檜の里/岐阜県中津川市坂下へ行っています。
「地球民家モデルハウス」にお客様をご案内したり、恵北プレカット工場(ここで、木曽東濃檜の構造材が加工されています)での打ち合わせだとか。

【恵北プレカット工場です↓ 画像をクリックすると拡大表示されます】
恵北プレカット工場

千葉からでは、車で6時間以上かかるため、どうしても1泊する場合があります。
その時、お世話になるのがこのビジネスホテルです(↓)

ホテルルートイン中津川インター

朝食が無料・宿泊費が安い・まだ新しい建物であるため、結構気に入っています。

「ちょっと、旅行も兼ねて、地球民家モデルハウスでも見学してみるかぁ〜」とお考えになった方、このビジネスホテルはお勧めです!

御神木

赤沢自然休養林の中を歩いていくと、こんな看板に出会います(↓)

木曽東濃檜 赤沢自然休養林

伊勢神宮では、20年に一度、社殿などを新しくする行事があります(式年遷宮)。それに使用されるのが【御神木】です。
ここ赤沢自然休養林では、前回の式年遷宮(第61回)の御神木伐採跡地があります。

木曽東濃檜 御神木

<詳しくはこちらをクリック>

産直活動【東濃檜】

私達が好んで使っているのが【木曾 東濃檜】です。

昔から日本人は檜が好きでした。
檜材をブランド化(つまり、高級材=高価)するため、わざと複雑な流通ルートを作り上げたようでもあります。

檜の良さを一言で表現するのは難しいのですが、やはり「香り」と「色」でしょうか。特に私達が好んで利用している【東濃檜】のピンク色がかった木肌が好きです。

流通ルートの関係からか、檜と言えば「高価」というイメージを持っている人がほとんどですが、最近は、建築業界においても産直ルートがどんどんできあがってきています。

私達が使用している【木曾 東濃檜】も産直です。
*詳しい内容はこちら(↓)をご覧ください。
木曾東濃檜を産地から直接仕入れています!

私達のお客様は「檜好き」の方が多いのです。住宅をすでに建てられたOB施主の方からいただくご要望の一つに
「たまちゃん、私達も檜の里に行ってみたいよ」
が多いことからも、「檜好きの方が多い」ことがよくわかります。

そこで、今年の春には、OB施主のみなさんと一緒に【檜の里見学ツアー】に行こうと考えています。もっと檜を極めてみたいと思っている方におすすめしているのが【地球民家】です。3月からは【地球民家】のオープンハウスも着工となります。

そして! 完成しました!!!

そして! いよいよ建物が完成しました!!!

1)近隣の建物と比べると、背が高く、かなり目立った外観です!
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2)玄関から中に入ると「風除室」があります。玄関ドアを開け閉めする際、外気が侵入してきます。それを居住部分に入れないための工夫でもあります。収納のドアも無垢材で造ってあります。
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<詳しくはこちらをクリック>

玄関とポーチ

玄関とポーチには、300角(タテ/ヨコ 30センチの大きさ)のタイルを貼りました。

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設備が付いていきます!(キッチン IHクッキングヒーター)

キッチンに換気扇が設置されました。

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この換気扇は一般のものとは違います。「同時給排型」です。
つまり、「排気」と同時に「給気」もおこないます。排気を換気扇でおこなうので、外に捨てた分、室内に新鮮空気が入ってきます(給気)。

これによって、空気の流れ(排気と給気)がレンジ付近で発生しますので、調理によるニオイがリビング側に流れだすのをできるだけ防ぎます。

オール電化住宅ですから、IHクッキングヒーターを設置しました。IHの場合、ガスコンロとは違って、油煙の飛散範囲が少ないのでよりいっそう換気扇によってキャッチされます。

内装工事(真壁仕上げ)

【地球民家】では、構造材に「木曾東濃檜5寸角材」を使用しています。
5寸角材とは、約15センチ角の大きさです。
柱が5寸角材ですので、それを全て壁の中に入れてしまうと、壁の厚みは増えますし(その分、室内空間が狭くなりますね)、高級材(木曾東濃檜)しかも5寸角の立派な柱が隠れてしまいます。

そこで、真壁にします。これは構造材が室内側に見えるようになる仕上げです。なお、リビングは木曾東濃檜の梁が見えるように内装を考えてあります。

1)リビングの天井は「木曾東濃檜の梁」が見えます。

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2)室内は、木曾東濃檜5寸角材の柱が見える仕上げになっています。
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建具の設置

無垢の檜材で出来た建具を設置していきます。全て特注で造りました。

1)玄関を入って、風除室からリビングに入る部分の建具です。
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2)階段を上がる部分にある「大収納」の建具です。
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3)リビングの収納部分です。
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外壁 塗り壁工事

最近、外壁材としてサイディングではなく「塗り壁」を採用される方が増えてきました。今回も「塗り壁」です。

まずは、外断熱施工の外側に、無塗装の板を貼っていきます。
その表面に「色が付いた素材」を吹き付けていきます。

1)無塗装の板の表面に、着色された素材を吹きつけていきます。その後、コテで押さえながら、いろいろな模様を付けていきます。
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2)どんどん仕上げていきます!
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3)上下で模様を変えてみました。完成です。
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建物の品質をチェックするための「気密測定」

外断熱高気密住宅」を建てる場合、施工品質のチェックのため、【気密測定】をおこないます。
実際、「家の隙間」を目視判断することはできませんから、気密測定によって施工品質をチェックするのです。

1)気密測定時に、現場監督・設計・インテリアコーディネーターがチェックをおこなっています。
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2)お施主様に【気密測定】の目的・方法を御説明しています。
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3)そして、高気密を体感していただくため、お施主様に玄関ドアを押していただきます。全く開きません。しかし、少しだけ窓を開けていただくと、あ~ら不思議!簡単に玄関ドアが開いてしまいます。
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【壁の外断熱工事】

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【外断熱の地熱住宅】において、最も重要な部分、それは断熱工事です。
「基礎の外断熱」については以前ご報告いたしました。

「地中熱」を効果的に利用するには、基礎・建物を高断熱住宅にしなければいけません。夏の地中熱を冬に持ち越すには、地中熱の上に建つ住宅が「外気温の変動」とは無関係になっていなければいけないのです。

そこで、「基礎・建物の高断熱=外断熱施工」と「開口部:窓の断熱・気密」が必要なのです。
「外断熱施工」は熟練の職人さんがおこないます.

<詳しくはこちらをクリック>

【外断熱材の劣化を防ぐ工夫】(タイベックシート)

外断熱材の欠点は「紫外線劣化」です。
逆に、「紫外線劣化」を防いでやれば、半永久的に長持ちします。

どんな風に劣化するかというと、下記をご覧ください(↓)
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紫外線(日光)に長期間さらされると、この写真のように、断熱材表面の色が変わってきます。指でこすると、ちょっと、粉っぽくなっています。表面の数ミリが紫外線で劣化しているのです。

断熱材の表側には「外壁材」が施工されますから、外壁材施工までの期間、断熱材が紫外線にさらされないようにしてあげるのが正しい方法です。

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【お施主様からコメントをいただきました】

サッシが入り、いい感じで家造りが進んでいる様子ありがとうございます。
棟上が過ぎるとすっかり棟梁にお任せモードで施主としては何か物足りないですね。(現場を見れないのが原因)

1年前あれこれ間取りを考え、飽きる事無く図面を見ていた日が懐かしく楽しかったです。
カーテン・外構とほぼ決まりつつある中、私はどんな事をすれば良いのでしょうか。

取り敢えず、ちょっと気の早い話ですが、引越しを想定して必要な物と処分する物の区分け、部屋の片づけをしています。せっかく考えて頂いた収納にきっちり収めたいですからね。

中でも石油ファンヒーターを処分できる事は嬉しいですね。
灯油入れから開放され、外断熱+地熱住宅の効果が楽しみです。
扇風機は処分しないで、エアコン+扇風機で空気循環させると効率的と設計さんから教えていただいています。
他に何かすること、考えておく事があれば教えてください。

【高気密住宅にするためにサーモプライを貼ります】

【外断熱住宅】の性能を発揮するには【高気密住宅】であることが絶対条件です。そこで、高気密住宅にするため構造体(木材)の外側にサーモプライを貼っていきます。
サーモプライを貼り終えた後、その上に断熱材(ポリスチレンボード)を貼っていきます。
*「高気密住宅」「サーモプライ」に関する詳しい情報は、下記をクリックしてご覧ください。

気密測定とは?
高気密住宅にするための秘訣


1)構造体(木材)の外側にサーモプライをはります。
材料の継ぎ目には気密テープを丁寧にはっていきます。
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【屋根工事:瓦がのりましたよ!】

【屋根の断熱工事】が終わった後は、陶器瓦をのせていきます。

私(タマチャン)は高所が苦手です。ですから、屋根の工事をおこなう職人さんを見るたび
「す、凄いなぁ~」と思ってしまいますね。

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現場監督が写真をとったのですが、高いところは慣れているみたいです。う、うらやましい~。
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【サーモプライは高気密住宅に必須アイテムです】

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屋根の工事がはじまりました。
まずは、屋根部分の構造材の外側にサーモプライを貼ります。サーモプライを貼る目的は;

1)高気密住宅にするため
2)屋根が受ける風圧に耐えるため
3)ベーパーバリア(湿気を通さない層)

となります。

・サーモプライの上に断熱材を貼ります。
屋根用断熱材です:75ミリと40ミリの厚さ/2種類の断熱材です。屋根には、2種類合わせて、115ミリの厚さで断熱材を貼ります。
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【いよいよ上棟です!】

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★4月17日(大安吉日)、いよいよ【地球民家】の上棟でした。お施主様・私達が待ちに待った日です。天気も最高に良く、まさに記念すべき日となりました。★

たいせつな構造材を移動するレッカーを担当している藤本さんです。「神の手を持つ男」と言われています。 正面から撮ろうとしたら、
「おいおい、顔を載せないでよぉ~」

・土台は「木曽東濃檜」です。良い香りと色ですね。
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【基礎工事が完了しました!】

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基礎配筋検査が合格しましたので、コンクリートをうちこみました。

少しだけ白く見えているのが、基礎用の断熱材です。表面には保護モルタルを塗ってあります。
これは、断熱材が紫外線(太陽光)で劣化することを防ぐためのものです。

下の写真(↓)をご覧ください。
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基礎の上端にテープが貼ってあります。アリダンテープです。
白い断熱材は、粒粒のまわりにホウ酸が付着してあるため、シロアリがその中を通過できません。しかし、万一に備えて、白い断熱材の上端には、シロアリが通り抜けることができない特殊テープ(アリダンテープ)を貼ります。

いよいよ、4月17日が上棟日です。
私達もとっても楽しみです。

【お施主様からコメントをいただきました!】

きっかけは妻の私が【黒猫曜日のひみつきち〔OB施主さんHP】を見てからでした。
初めての家作りに直面する悩みや思いがとても良く伝わる内容で、建築士募集をするなど重なる点もありとても参考になりました。
玉川さんを知ってからは大変でした。
毎日【外断熱】【地熱】【メルマガ】【わくわく】・・・面白く迷路のようなHPにのめり込み(今思うと洗脳されたのでは)

【自然素材の家+地熱住宅】に興味を持ち遠路はるばる訪問する事に。
直接会っての感想は、熱くてまっすぐ良い事も悪い事も包み隠さず堂々とした態度が信頼を生みました。
やはり人間関係が一番。社員の方々も自信を持ち家作りを楽しまれていると感じました。
もちろん体・地球に優しい家作り・モデルハウスは作らない・引渡し後のアフターケアー等々賛同できる事数多く、他社も色々検討しましたが、心はすでに玉川さんが住み着いていたようでした。

女の感に対し、最後まで冷静な主人の心を動かしたものは【地球民家】のコンセプトに賛同し、木製サッシ・梁の見えるリビング・吹抜け・大屋根を提案されてからでした。

少々手間のかかる家ではありますが、間違いなくリラックスできる良い家に、子供らにとっても思い出を刻んでいける素敵な家になる事と思います。

現住所と建築現場が離れている我家にとってブログは楽しみです。
本当にありがとうございました。感謝いたします。

【ベタ基礎の配筋】

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ベタ基礎の配筋です。
白く見えるのが、基礎外断熱用の断熱材です。
壁・屋根用の断熱材(青いもの)とは違い、防蟻対策された断熱材です。
シロアリが、この白い断熱材(パフォームガード)の中を通ることができません。

配筋の下に見えるのは、ビニールシートです。
これによって、土中から湿気があがってくるのを防ぎます。

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【基礎工事を着工しました!】

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【地鎮祭】終了後、ベタ基礎を作り始めました。
なんといっても、住宅で一番大事なのが「基礎工事」です。しかし、しっかりとベタ基礎を造っても、地盤が弱ければ、長期間にわたり、住宅をしっかり守ることができません。

そのため、基礎工事を着工するまえに、【地盤調査】を行います。
地盤調査をおこなったのは、【第三者機関】である「JIO(日本住宅保証検査機構)」です。

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【地鎮祭】

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さあ、これからいよいよ【地球民家】の着工です。

でも、その前に、大切な儀式があります。
【地鎮祭】です。

住宅を建てる時、「はじめの一歩」は地鎮祭です。工事期間中の安全を願い、神主さんにお祓いしてもらいます。

私がいつもお願いしている【露崎神主さん】は茂原市/ひめはるの里からいらっしゃいます。
不思議なことに、露崎神主さんに地鎮祭をお願いすると「必ず晴れます」。
私がお願いする建築現場だけ、不思議と晴れるそうです。

お施主様にも無理をお願いして、遠くからご参加いただきました。
以前は、私は全く神事を知らなかったのです。「二礼 二拍手 一礼」という基本から始まって、「地鎮祭の意味」であるとか「家相的に良い植栽」などについて、露崎神主さんからよく教えていただきます。

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【はじめに】

私の好きな言葉に「有難い(ありがたい)」というのがあります。
「難があることがうれしい」
そういう意味です。

困難・災難に遭遇し、それを解決することに喜びが生まれます。
 
日本には四季があります。
夏の暑さ、冬の寒さがあることによって、春と秋が快適な季節と感じることができます。
ですから、日本に生まれたことを「有難い」と感じています。
過酷な「夏」と「冬」があるから、「春」と「秋」が有難いのです。

13年程前に、マレーシアに3年半ほど生活していました。
ご存知の通り、マレーシアは熱帯地方です。1年間を通じて「暑い」だけの気候です。
マレーシアでは「冬が恋しく」感じていました。

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木曾東濃檜を産地から直接仕入れています!

私らが相手にするのは檜です。木は人間と同じで一本ずつが全部違うんです。それぞれの木の癖を見抜いて、それにあった使い方をしなくてはなりません。そうすれば、千年の樹齢の檜であれば、千年以上持つ建造物ができるんです。これは法隆寺が立派に証明してくれています。法隆寺を造り守ってきたのは、こうして受け継がれてきた木を生かす技です。この技は数値ではあらわれません。文字で本に書き残せませんな。それは言葉にできないからです。技は人間の手から手に引き継がれてきた「手の記憶」なのです。そして、この手の記憶のなかに、千三百年にわたって引き継がれてきた知恵が含まれているのです。

「木のいのち 木のこころ」 西岡常一氏著(草思社)より抜粋

★西岡常一氏
明治41年、奈良県生まれ。法隆寺金堂、法輪寺三重塔、薬師寺金堂、同西塔など、豊富な檜を使って堂塔の復興を果たした最後の宮大工棟梁。木に生き、木を生かす名匠として名高い。文化財保存技術保持者、文化功労者。


私達は木造の家を建てています。
構造材は、土台・柱は全て「木曾東濃檜」の4寸角材を使っています。
檜といっても産地によって性質が違います。
東濃檜は、ヤセテいる土地で生育するため、4寸角材をとるためには、60〜70年を必要とします。

西岡棟梁が書いているように(千年の樹齢の檜であれば、千年以上持つ建造物ができるんです。)、【70年の樹齢の檜を構造材にする】のであれば、私達が建てる住宅は、その構造体は、70年持つように造らなければいけません。義務ですね。

70年持つようにするには、檜(土台・柱)を腐らせるわけにはいきません。
そのため、断熱工法は外断熱(外張り断熱)をおこない、壁の中を空気が流れるように工夫してあります。

西岡棟梁が愛した「檜」をふんだんに使える今の状況に心から感謝しています。

さて、昔から「檜の家」といえば高額な住宅の代名詞でした。
【檜の家=高価な家】というブランド戦略が成功した結果でもあります。
一方で、流通機構を複雑にする(中間の木材問屋さんが多い)ことによって、結果として、檜材の価格がどんどん上げられたことも要素の一つです。

そこで、私達は「協同組合あすみ住宅研究会」から産直システムで構造材を建築現場へ直接運んでいます。

しかし、木曾東濃檜の産直システムというだけでは、まったく「生産者の顔」が見えません。
ここでは、私達が使っている「木曾東濃檜」がどうやって生産されているのかをまとめてみました。




木曾東濃檜
銘木「木曽東濃檜」をなぜ安くご提供できるのか?
それは、わたしたちが産地直送システムで木曽東濃檜を仕入れているからです。一棟一棟の図面に合わせてプレカットされた材木は、施主様とわたしたちが待つ建築現場へ産地の岐阜県坂下町から直送されます。従来の複雑な流通経路は一切ありません。一般の流通経路から木材を入手する場合、品質にムラがあり、安定供給も極めて難しくなります。しかし、坂下町が品質保証する木曽東濃檜なら安心。高品質の銘木を納得していただける価格で入手できるのです。
木曾東濃檜 プレカット


美しさと強さを兼ね備えた木曾東濃檜f
私たちが構造材に使用している木曽東濃檜の産地は、木曽谷の入口、岐阜県の飛騨川、木曽川流域に位置する地域から産出する檜です。この地は寒暖の差が激しく、しかも養分の少ないヤセ地という厳しい環境。檜の成長には、他の暖地と比べ何倍もの歳月がかかります。しかしその悪条件が、逆に檜の中でも最高という、折紙つきの木曽東濃檜を生み出すのです。

木曽東濃檜は...
●年輪幅が狭く均整がとれ、強度に優れています。
●加工性が良く、耐水性があります。
●木肌が淡いピンクで、色も艶も類がありません。
●香りが高く、使い込むほどに味わいが深まります。

建築のプロであるわたしたちからみても、木曽東濃檜にはほれぼれするような気品があります。最高の家をつくるには最高の材がいい、という当たり前のことにわたしたちはこだわります。
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檜の里が1棟ごとに品質保証
■木曽東濃檜のふる里/岐阜県中津川市坂下がバックアップ
木曽谷の入口に位置する岐阜県中津川市坂下は、木曽東濃檜のふる里。古くから材木の集散地として栄えてきました。現在でも人口の半数以上が木材関連産業に取り組んできました。その長い植林の伝統と技術を今に受け継ぎ、多くの人々が誇りを胸に山の檜の成長に目を配り、手をさしのべて育てています。そして、私たちの指定通りに仕上げられ、建築現場に送られる「木曽東濃檜の家」一棟分の材料には、すべて坂下町が品質を保証する認定書がつけられています。
坂下駅前に立地する檜原木の貯木場
(坂下駅を降りると「檜の香り」がただよっています。)

■選び抜かれた良材だけを、木曽東濃檜の家に使います
木曽檜の血統を受け継ぐ母樹から種を採り、3年かけて苗木に育てて山に植えかえられます。それからは雑草や雑木の下刈り、手間ひまかかる枝落ちが繰り返されます。山に植えてから20年ほどたつと、適当な日光と風、そして栄養分をとらせるために間伐。四季を通じて休むことなくじっくりと、手塩にかけて育てています。そして70年。すっくりと素直に、一人前の柱材として成長した檜を伐りだし、その跡には次の世代を担う新しい苗木を植えるという山作業が、坂下町では親から子へそして孫へと、代々受け継がれています。
檜の山
(伐採を待つばかりに成長した檜の山)



産地で加工、そして建築先へ
■東濃檜の良さを引き出す製材技術
山から伐り出された木曽東濃檜を待っているのは、中津川市坂下が誇る製材技術。まず良材を選びぬき、丸い柱を四角に製材します。亀裂が入らないように入念に乾燥させ、さらに挽き直して正4寸角に仕上げます。この2度挽きによって材の狂いがなくなるだけでなく、木曽東濃檜独特の美しい色艶が引き立ちます。また一般の建築用材は含水率が30%ほどで出荷しますが、坂下では17〜18%のレベルに抑えています。
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■プレカット加工で精度と強度を確保
製材の次はプレカット加工。従来は大工さんの手作業によって行われていた角材の継ぎ手や仕口の加工をコンピュータを駆使した最新鋭の機器で削ります。コンピュータが自動的に材木を所定の寸法に加工するので誤差がなくなり、建築施工現場での手直し不要。その誤差は0.1ミリ以下という精度です。現場での施工精度向上だけでなく、従来の工法と比べると強度は1.5倍〜2倍と飛躍的にアップ。さらに施工現場では木材を加工する必要がないので、加工音もなく静かでゴミもでません。
CAD図に基づき構造材を自動的に加工
(CAD図に基づき構造材を自動的に加工)

■産地直送で建築予算を抑えます
一軒一軒の図面に合わせ、細心の注意で加工、品質をチェックした材木は、施主様とわたしたちが待つ建築現場へと直送されます。従来の複雑な流通経路から木材を入手する場合、品質にムラがあり、安定供給も極めて難しくなります。しかし坂下町が品質を保証する木曽東濃檜なら安心。高品質の木曽東濃檜を納得していただける価格で入手できるのです。つまり産地直送システムで木曽東濃檜の家を建てると、トータルに見て建築予算を低く抑えることができるのです。

恵北プレカット工場



建ててから強くなる「木曾東濃檜の家」
70余年の歳月をかけて育った檜は、加工され構造材になります。そして200年もの間強度を増しながら家を支え続けます。昔の人が「山で一生、家で一生」と檜の生命の長さを尊んだように、「木曽東濃檜の家」は、百年住宅の名にふさわしい寿命の長い住まいです。強く高品質な正4寸角の檜材を土台や柱など大切な家の構造材としてふんだんに使っています。あくまでも骨太で頑丈な造りの木曽東濃檜の家は、長い歳月にも狂いが生じず、風雪にもしっかり耐えて耐震性にも優れています。

木曾東濃檜 構造材 正四寸角



あすみ住宅研究会について
■高品質な家づくりを協同組合方式で推進しています。
「あすみ住宅研究会」は、わたしたち工務店と檜材の普及に取り組む林業、製材業、そして一流の建材、設備メーカーの3者が会員となっている家づくりの産直型・協同組合です。最高の銘柄材、木曽東濃檜を用い、最新の設備機器を使い、伝統の木造軸組工法で建てる「木曽東濃檜の家」。お施主様と直結した、心と意志の通い合う協同組合の家づくりには、まかせて安心な信頼感があります。

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