【お施主様からコメントをいただきました!】
きっかけは妻の私が【黒猫曜日のひみつきち〔OB施主さんHP】を見てからでした。
初めての家作りに直面する悩みや思いがとても良く伝わる内容で、建築士募集をするなど重なる点もありとても参考になりました。
玉川さんを知ってからは大変でした。
毎日【外断熱】【地熱】【メルマガ】【わくわく】・・・面白く迷路のようなHPにのめり込み(今思うと洗脳されたのでは)
【自然素材の家+地熱住宅】に興味を持ち遠路はるばる訪問する事に。
直接会っての感想は、熱くてまっすぐ良い事も悪い事も包み隠さず堂々とした態度が信頼を生みました。
やはり人間関係が一番。社員の方々も自信を持ち家作りを楽しまれていると感じました。
もちろん体・地球に優しい家作り・モデルハウスは作らない・引渡し後のアフターケアー等々賛同できる事数多く、他社も色々検討しましたが、心はすでに玉川さんが住み着いていたようでした。
女の感に対し、最後まで冷静な主人の心を動かしたものは【地球民家】のコンセプトに賛同し、木製サッシ・梁の見えるリビング・吹抜け・大屋根を提案されてからでした。
少々手間のかかる家ではありますが、間違いなくリラックスできる良い家に、子供らにとっても思い出を刻んでいける素敵な家になる事と思います。
現住所と建築現場が離れている我家にとってブログは楽しみです。
本当にありがとうございました。感謝いたします。
【ベタ基礎の配筋】
ベタ基礎の配筋です。
白く見えるのが、基礎外断熱用の断熱材です。
壁・屋根用の断熱材(青いもの)とは違い、防蟻対策された断熱材です。
シロアリが、この白い断熱材(パフォームガード)の中を通ることができません。
配筋の下に見えるのは、ビニールシートです。
これによって、土中から湿気があがってくるのを防ぎます。
【基礎工事を着工しました!】
【地鎮祭】終了後、ベタ基礎を作り始めました。
なんといっても、住宅で一番大事なのが「基礎工事」です。しかし、しっかりとベタ基礎を造っても、地盤が弱ければ、長期間にわたり、住宅をしっかり守ることができません。
そのため、基礎工事を着工するまえに、【地盤調査】を行います。
地盤調査をおこなったのは、【第三者機関】である「JIO(日本住宅保証検査機構)」です。
【地鎮祭】
さあ、これからいよいよ【地球民家】の着工です。
でも、その前に、大切な儀式があります。
【地鎮祭】です。
住宅を建てる時、「はじめの一歩」は地鎮祭です。工事期間中の安全を願い、神主さんにお祓いしてもらいます。
私がいつもお願いしている【露崎神主さん】は茂原市/ひめはるの里からいらっしゃいます。
不思議なことに、露崎神主さんに地鎮祭をお願いすると「必ず晴れます」。
私がお願いする建築現場だけ、不思議と晴れるそうです。
お施主様にも無理をお願いして、遠くからご参加いただきました。
以前は、私は全く神事を知らなかったのです。「二礼 二拍手 一礼」という基本から始まって、「地鎮祭の意味」であるとか「家相的に良い植栽」などについて、露崎神主さんからよく教えていただきます。
【はじめに】
私の好きな言葉に「有難い(ありがたい)」というのがあります。
「難があることがうれしい」
そういう意味です。
困難・災難に遭遇し、それを解決することに喜びが生まれます。
日本には四季があります。
夏の暑さ、冬の寒さがあることによって、春と秋が快適な季節と感じることができます。
ですから、日本に生まれたことを「有難い」と感じています。
過酷な「夏」と「冬」があるから、「春」と「秋」が有難いのです。
13年程前に、マレーシアに3年半ほど生活していました。
ご存知の通り、マレーシアは熱帯地方です。1年間を通じて「暑い」だけの気候です。
マレーシアでは「冬が恋しく」感じていました。
木曾東濃檜を産地から直接仕入れています!
私らが相手にするのは檜です。木は人間と同じで一本ずつが全部違うんです。それぞれの木の癖を見抜いて、それにあった使い方をしなくてはなりません。そうすれば、千年の樹齢の檜であれば、千年以上持つ建造物ができるんです。これは法隆寺が立派に証明してくれています。法隆寺を造り守ってきたのは、こうして受け継がれてきた木を生かす技です。この技は数値ではあらわれません。文字で本に書き残せませんな。それは言葉にできないからです。技は人間の手から手に引き継がれてきた「手の記憶」なのです。そして、この手の記憶のなかに、千三百年にわたって引き継がれてきた知恵が含まれているのです。
「木のいのち 木のこころ」 西岡常一氏著(草思社)より抜粋
★西岡常一氏
明治41年、奈良県生まれ。法隆寺金堂、法輪寺三重塔、薬師寺金堂、同西塔など、豊富な檜を使って堂塔の復興を果たした最後の宮大工棟梁。木に生き、木を生かす名匠として名高い。文化財保存技術保持者、文化功労者。
私達は木造の家を建てています。
構造材は、土台・柱は全て「木曾東濃檜」の4寸角材を使っています。
檜といっても産地によって性質が違います。
東濃檜は、ヤセテいる土地で生育するため、4寸角材をとるためには、60〜70年を必要とします。
西岡棟梁が書いているように(千年の樹齢の檜であれば、千年以上持つ建造物ができるんです。)、【70年の樹齢の檜を構造材にする】のであれば、私達が建てる住宅は、その構造体は、70年持つように造らなければいけません。義務ですね。
70年持つようにするには、檜(土台・柱)を腐らせるわけにはいきません。
そのため、断熱工法は外断熱(外張り断熱)をおこない、壁の中を空気が流れるように工夫してあります。
西岡棟梁が愛した「檜」をふんだんに使える今の状況に心から感謝しています。
さて、昔から「檜の家」といえば高額な住宅の代名詞でした。
【檜の家=高価な家】というブランド戦略が成功した結果でもあります。
一方で、流通機構を複雑にする(中間の木材問屋さんが多い)ことによって、結果として、檜材の価格がどんどん上げられたことも要素の一つです。
そこで、私達は「協同組合あすみ住宅研究会」から産直システムで構造材を建築現場へ直接運んでいます。
しかし、木曾東濃檜の産直システムというだけでは、まったく「生産者の顔」が見えません。
ここでは、私達が使っている「木曾東濃檜」がどうやって生産されているのかをまとめてみました。
銘木「木曽東濃檜」をなぜ安くご提供できるのか?
それは、わたしたちが産地直送システムで木曽東濃檜を仕入れているからです。一棟一棟の図面に合わせてプレカットされた材木は、施主様とわたしたちが待つ建築現場へ産地の岐阜県坂下町から直送されます。従来の複雑な流通経路は一切ありません。一般の流通経路から木材を入手する場合、品質にムラがあり、安定供給も極めて難しくなります。しかし、坂下町が品質保証する木曽東濃檜なら安心。高品質の銘木を納得していただける価格で入手できるのです。
私たちが構造材に使用している木曽東濃檜の産地は、木曽谷の入口、岐阜県の飛騨川、木曽川流域に位置する地域から産出する檜です。この地は寒暖の差が激しく、しかも養分の少ないヤセ地という厳しい環境。檜の成長には、他の暖地と比べ何倍もの歳月がかかります。しかしその悪条件が、逆に檜の中でも最高という、折紙つきの木曽東濃檜を生み出すのです。
木曽東濃檜は...
●年輪幅が狭く均整がとれ、強度に優れています。
●加工性が良く、耐水性があります。
●木肌が淡いピンクで、色も艶も類がありません。
●香りが高く、使い込むほどに味わいが深まります。
建築のプロであるわたしたちからみても、木曽東濃檜にはほれぼれするような気品があります。最高の家をつくるには最高の材がいい、という当たり前のことにわたしたちはこだわります。
■木曽東濃檜のふる里/岐阜県中津川市坂下がバックアップ
木曽谷の入口に位置する岐阜県中津川市坂下は、木曽東濃檜のふる里。古くから材木の集散地として栄えてきました。現在でも人口の半数以上が木材関連産業に取り組んできました。その長い植林の伝統と技術を今に受け継ぎ、多くの人々が誇りを胸に山の檜の成長に目を配り、手をさしのべて育てています。そして、私たちの指定通りに仕上げられ、建築現場に送られる「木曽東濃檜の家」一棟分の材料には、すべて坂下町が品質を保証する認定書がつけられています。
(坂下駅を降りると「檜の香り」がただよっています。)
■選び抜かれた良材だけを、木曽東濃檜の家に使います
木曽檜の血統を受け継ぐ母樹から種を採り、3年かけて苗木に育てて山に植えかえられます。それからは雑草や雑木の下刈り、手間ひまかかる枝落ちが繰り返されます。山に植えてから20年ほどたつと、適当な日光と風、そして栄養分をとらせるために間伐。四季を通じて休むことなくじっくりと、手塩にかけて育てています。そして70年。すっくりと素直に、一人前の柱材として成長した檜を伐りだし、その跡には次の世代を担う新しい苗木を植えるという山作業が、坂下町では親から子へそして孫へと、代々受け継がれています。
(伐採を待つばかりに成長した檜の山)
■東濃檜の良さを引き出す製材技術
山から伐り出された木曽東濃檜を待っているのは、中津川市坂下が誇る製材技術。まず良材を選びぬき、丸い柱を四角に製材します。亀裂が入らないように入念に乾燥させ、さらに挽き直して正4寸角に仕上げます。この2度挽きによって材の狂いがなくなるだけでなく、木曽東濃檜独特の美しい色艶が引き立ちます。また一般の建築用材は含水率が30%ほどで出荷しますが、坂下では17〜18%のレベルに抑えています。
■プレカット加工で精度と強度を確保
製材の次はプレカット加工。従来は大工さんの手作業によって行われていた角材の継ぎ手や仕口の加工をコンピュータを駆使した最新鋭の機器で削ります。コンピュータが自動的に材木を所定の寸法に加工するので誤差がなくなり、建築施工現場での手直し不要。その誤差は0.1ミリ以下という精度です。現場での施工精度向上だけでなく、従来の工法と比べると強度は1.5倍〜2倍と飛躍的にアップ。さらに施工現場では木材を加工する必要がないので、加工音もなく静かでゴミもでません。
(CAD図に基づき構造材を自動的に加工)
■産地直送で建築予算を抑えます
一軒一軒の図面に合わせ、細心の注意で加工、品質をチェックした材木は、施主様とわたしたちが待つ建築現場へと直送されます。従来の複雑な流通経路から木材を入手する場合、品質にムラがあり、安定供給も極めて難しくなります。しかし坂下町が品質を保証する木曽東濃檜なら安心。高品質の木曽東濃檜を納得していただける価格で入手できるのです。つまり産地直送システムで木曽東濃檜の家を建てると、トータルに見て建築予算を低く抑えることができるのです。
70余年の歳月をかけて育った檜は、加工され構造材になります。そして200年もの間強度を増しながら家を支え続けます。昔の人が「山で一生、家で一生」と檜の生命の長さを尊んだように、「木曽東濃檜の家」は、百年住宅の名にふさわしい寿命の長い住まいです。強く高品質な正4寸角の檜材を土台や柱など大切な家の構造材としてふんだんに使っています。あくまでも骨太で頑丈な造りの木曽東濃檜の家は、長い歳月にも狂いが生じず、風雪にもしっかり耐えて耐震性にも優れています。
■高品質な家づくりを協同組合方式で推進しています。
「あすみ住宅研究会」は、わたしたち工務店と檜材の普及に取り組む林業、製材業、そして一流の建材、設備メーカーの3者が会員となっている家づくりの産直型・協同組合です。最高の銘柄材、木曽東濃檜を用い、最新の設備機器を使い、伝統の木造軸組工法で建てる「木曽東濃檜の家」。お施主様と直結した、心と意志の通い合う協同組合の家づくりには、まかせて安心な信頼感があります。