平屋の間取り(パート4) 夫婦別寝室
「外断熱の地熱住宅(平屋)」は、団塊の世代前後の方が建てるケースが多いのですが、その際、私達が参考にしている本があります。それは、
です。特に、ご夫婦おふたりだけの平屋を建てる場合、御施主様から詳しい話(特にライフスタイル/生活時間帯/趣味など)をお聞きするのは当然ですが、「定年前リフォーム」に書かれてある内容をさりげなくお尋ねしてみます。
ライフスタイルの違い(特に、活動時間帯の違い)は寝室をプランする際、最も詳しくお話をお聞きする部分です。
例えば、こんなご要望をいただきます。
「楽園の住人」が海からいらっしゃいました!(かっこいいお二人です)
本日(平成20年7月22日) 10:40ごろ、会社に電話がありました。
「遠藤ですけど、玉川社長はいますか?」
「はい、玉川です。お久しぶりですね。檜の里ツアー以来ですね」
「実はね、今 海の上なんだけど! なかなか社長が乗らないから、しびれをきらして来ちゃったよ」
「・・・はっ? 遠藤さんは 今 海の上なんですか?」
「そうだよ。これから五十嵐さんにかわるからね」
「・・・えっ? 五十嵐さんも一緒ですか?」
いすみ市で「長生きできる平屋」の上棟がおこなわれました!
あなたに居場所はありますか?
この本は、いわば2010年問題の「住まい」編である。オフィスでは団塊世代が抜けたあと労働力が不足するのに対し、地域や我が家では、これらの人々があふれかえり、居場所が不足することが予測される。
(【定年前リフォーム】溝口千恵子/三宅玲子著 文春新書より抜粋)
(【定年前リフォーム】溝口千恵子/三宅玲子著 文春文庫)という本を読んだ私(たまちゃん)と社員さんとの会話です。
社員「たまちゃん、この本(定年前リフォーム)を読んだら、面白い話が書かれてありましたよ。」
たま「どんな話ですか?」
社員「団塊の世代がこれからどんどん定年をむかえていきますよね。お子様達が独立してしまって、ご夫婦二人だけの住まいだとしますよね。すると、子供達の部屋を改装して【ご主人専用の書斎】にするケースが多いそうなんです。」
たま「うらやましいですね。私も自分だけの広い空間が欲しいですよ」
社員「ところが、これには【隠された理由】があるそうなんです。」
たま「えぇ??? どんな理由ですか?」
平屋の間取り
平屋を御希望される方から、ネットで、よくお問い合わせをいただくのが
「参考になる平屋の間取りが知りたいのですが・・・」
ということです。ハウスメーカーさんが「プラン集」というのを配布していますが、その中にも「平屋の実例」はほとんど掲載されていないようです。
しかし、私達は全て注文住宅ですから、お施主様のプラン(間取り)を簡単にお送りするわけにはいきません。そこで、以前、「平屋の間取り」をいくつか作成しました。
これらのプランは、参考プランですから、実際に建築されたものではありません。
「平屋」を検討される方の参考になるため、そのプラン集を掲載します。
緊急告知!【長生きするための平屋 完成見学会】開催!!!
【緊急告知】 平成18年11月12日(日) 11:00〜15:00(限定4時間)
「長生きするための平屋 完成見学会」を開催します!
場所:千葉市緑区鎌取町2809
お施主様のご配慮により、先日(11月7日)、お引渡ししたばかりの平屋を見学することができます。
(I様 ありがとうございます。)
見学を希望される方は下記のフォームからご連絡ください。
詳しい場所についてご連絡いたします。(事前予約制です)
それでは、この「外断熱の平屋」について、詳しい内容をご覧ください。
【究極のバリアフリー住宅】平屋を建てる5つの秘策
【バリアフリー住宅】は、ただ「家の中に段差を無くすこと」だけです。
これは、建築の知識があれば、どんな会社でも簡単に建てる(リフォームする)ことができます。
「トイレ内の手すりの位置」であるとか、「階段の幅・高さの設定」であるとか、建築上の知識は、福祉住環境コーディネーターであれば、誰でも良く知っています。
しかし、一般的な「バリアフリー住宅」だけでは、安全・安心に暮らすことが難しくなってきました。
【第1の秘訣: 全館冷暖房(安い暖房費用で、家全体を暖かくする!】
家庭内事故死を防ぐ重要な対策として、「ヒートショック(家の中の急激な温度差による問題)」をまず解決する必要があります。
そこで、「全館冷暖房」という考え方が普及しつつあります。
北海道では常識となっている「全館冷暖房」の家づくりですが、残念ながら、関東地方では、まだまだご存知の方が少ないのです。
長生きできる【外断熱の平屋】
私が理想とする【長生きできる家づくり】をまとめてみました。
1)「外断熱の地熱住宅」で平屋を建築する。
結果として、少ない暖房費で全館暖房住宅になるので、コタツも捨てていただく。
2)外断熱工法であるため、小屋裏は1階と同じ温熱環境になるので、小屋裏に一部屋造り、そこを「臨時客間」として利用していただく。
*普段はご主人の書斎とする。
3)小屋裏に一部屋造るので、階段を設置する。その階段を利用して、「家の中で運動ができる」ようにする。
その際、福祉住環境コーディネーターの意見から、通常の階段数から2段増やして、1段ずつの「高さを低く」し、「踏み幅」を広くする。手摺は、降りる時に利き手側になる方に設置する。
【長生きできる住宅】の条件
父と母は5階建マンションの1階に住んでいました。20年以上前に建てられたので、「断熱」はほとんどされていない住宅でした。
冬は結露がひどく、夏は夜になっても涼しくならない中で生活していました。特にひどかったのは「冬の風呂場」と「冬のトイレ」でした。風呂上りには、すぐに着替えて、厚着しないと体の心まで冷えてしまいます。
両親や私達の若い頃はよかったのです。「冬寒く・夏暑い」のが当たり前の生活だと思っていましたから・・・・。
父も60歳を過ぎたころから「冬、お風呂に入る恐怖」を感じてきたようです。とにかく寒がりの父ですから、風邪をひくよりは、入浴を我慢することを優先していました。子供達3人が独立し、私がたまに自宅に泊まる時には、その「住宅内の急激な温度差」をあらためて感じることになり、このまま両親が住み続けていると、いつか温度差(ヒートショック)で倒れてしまうのでは?と強く思うようになってきたのです。
そんな両親が「あるきっかけ」から家を建てることになりました。
★家庭内事故死を防げ!★
日本の住宅は築20年以上経つと、周りの家とはデザインや雰囲気が違うようになり、「うちもそろそろ建て替えようか」と思う方が増えてきます。
また、お子さん達が独立して、大きな家にご夫婦二人だけになった場合、やはり建て替えを考える方が増えています。
そのような場合、みなさんが必ず考えるのが「バリアフリー」です。家の中で、段差につまずいて「ころびたくない」、「怪我をしたくない」、ので、段差の無い家、つまり「バリアフリー住宅」を建てようと考えます。