水俣条約が発効しました。(2017年8月16日)
2017年8月16日、水俣条約が発効しました。
★水俣条約とは?★ ⇒ 水銀に関する水俣条約
これにより、「一般照明用の高圧水銀ランプ」が2020年12月31日より製造・輸入禁止となります。
★下記の表は、【一般社団法人 日本照明工業会】サイトから抜粋したものです。
(参考サイト: 「水銀に関する水俣条約」の国内担保法による国内市販ランプへの影響について)
*画像をクリックすると拡大表示されます。
実は、「一般照明用の高圧水銀ランプ」は私たちの身近にあります。
そのため、高圧水銀ランプの製造・輸入が禁止される事は、様々なところで大きな影響があるのです。
例えば、
「生活の質」を低下させない節電方法とは?(パート1)
拙著【家族・住い・地球が長生きできる家】でも詳しく解説した「地球が長生きできるため=使用エネルギーを削減する方法」ですが、原則として「生活の質を低下させないで省エネする方法」を提案しています。
つまり、【エネルギー使用量ゼロで我慢する】(例えば、家の中が極寒でも暖房を全く使用せず、暑い時には、ひたすら汗をかきながら耐える事など)はお勧めしておりません。
無理をし続けると、継続する事は難しいですし、極端な場合、体を壊してしまいます。
若い時に、体が極端な寒い・暑いに耐えられる状態であれば、精神修行の一つとして、我慢する事も良いでしょう。しかし、65歳を超えると、その修行は命にかかわります。
そのため、できるだけ少ないエネルギー使用で、できるだけ快適に過ごすために、建物の高断熱・高気密化がどんどん推進されています。
近い将来、新築する住宅の全てが「高断熱・高気密住宅」として義務化されるのは間違いありません。
●【高断熱・高気密化】:住宅・ビルなど
●【発電】:自然エネルギー(太陽光・風力・地熱・水力など)
●【省エネルギー】:ヒートポンプ(冷暖房・給湯・冷蔵施設など)
「生活の質を落として節電する方法」から「生活の質を低下させないで節電する方法」へどんどん転換しています。
また、「照明器具のLED化」がどんどん推進されています。電球をLEDに交換するだけで、使用電力量が1/3~1/4になるのは皆さんも良くご存知だと思います。
さらに、電球からの発熱が激減しますので、冷房にかかる電力を減らす効果もあります。