水俣条約が発効しました。(2017年8月16日)
2017年8月16日、水俣条約が発効しました。
★水俣条約とは?★ ⇒ 水銀に関する水俣条約
これにより、「一般照明用の高圧水銀ランプ」が2020年12月31日より製造・輸入禁止となります。
★下記の表は、【一般社団法人 日本照明工業会】サイトから抜粋したものです。
(参考サイト: 「水銀に関する水俣条約」の国内担保法による国内市販ランプへの影響について)
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実は、「一般照明用の高圧水銀ランプ」は私たちの身近にあります。
そのため、高圧水銀ランプの製造・輸入が禁止される事は、様々なところで大きな影響があるのです。
例えば、
【高圧水銀ランプが使用されているところ】
・体育館/工場/倉庫/ショッピングモールなどの高天井に設置されている照明(高天井灯)
・テニスコート/駐車場/野球場/スポーツ施設などに設置されている照明(投光器)
身近にある水銀ランプ(水銀灯)の寿命は、12000時間程度ですから、仮に、今日(平成29年9月2日)に新品の水銀灯に交換したとしても、点灯時間を年間2000時間(1日8時間点灯*年間250日)とすると、約6年後(平成35年ごろ)に交換する際、すでに水銀ランプ(水銀灯)の在庫が無い事も考えられます。
そのため、すでに設置してある「水銀ランプ(水銀灯)」を徐々にLED照明器具に替えていく必要があるのです。しかし、そこには大きな問題があります。
それは・・・。
【参考記事:朝日新聞 水銀汚染のない世界へ 水俣条約を発効】