やりました! とうとう、北海道で地熱住宅を建築できる体制になりました!!!
長年の夢は「いつかは北海道に地熱住宅を建てる」ということでした。具体的に夢として思い描きだしたのは、北海道新聞の記者さんに言われた時からです。
*2007年6月5日 北海道新聞に下記の記事が掲載されました。クリックしてお読みください(↓)
○チセの知恵 現代建築に (北海道新聞 2007年6月5日に掲載されました)
「玉川さん、いつか、チセへの恩返しとして、北海道で地熱住宅を建ててくださいね!」
もちろん、伝導型地中熱利用の原理を学ばせていただいた「アイヌ民族 伝統的民家(チセ)」がたつ北海道で地熱住宅を建てたいという気持ちは同じでした。
*チセから学ばせていただいた経緯については、下記の小冊子をお読みください(↓)
○無料小冊子プレゼント【外断熱の地熱住宅開発秘話】
そして、翌年(平成20年)には、洞爺湖サミットにおいて、下記の記事が報道関係者に配布されました。
○北海道の英知を世界へ「大地の熱を抱きとめる家」 (北海道新聞サミット特集 平成20年7月号)
こうなると、「北海道で地熱住宅を建てたい!」という気持ちでいっぱいになってしまったのです。
しかし、実は、私には自信が持てなかったのです・・・。
「このシステムは、北海道でも通用するのか?」
いくら「北海道の伝統民家(チセ)」の原理を応用したからといって、千葉県から茨城県の一部にかけてしか建築実績がなかったのです、当時は。(関西での実績はすでにあったのですが、寒冷地での実績が少なくて・・・)
そして、当時の地中熱利用システム/コントローラーは温暖多湿な地域(千葉県)での稼働を考えての設定でしたから、このシステムをそのまま持ち込んでも通用しない事も十分にわかっていました。
しかし、北海道新聞に掲載されて以来、北海道の方からの資料請求が激増しました。資料はお送りしていたのですが、そのたびに「申し訳ありません。私達の開発したシステムは、まだ、北海道で通用するのかわかりません」とお答えせざるをえない状況でもありました。
しかし、
「北海道でなんとしてでも地熱住宅を建てたい!」
という気持ちは私の心にずっしりと居座ってしまったのです。
どうしよう・・・。
そこで計画を建てました。
北海道へいきなり行くのではなく、本州の寒冷地でまずは地熱住宅を建て、そして、その実例をもとに、北海道でも通用するシステムへ変更しよう!と考えたのです。
手順としては;
①地中熱利用システム/コントローラーを寒冷地の気候にも自動で適応できるものに進化させよう!
②新型のコントローラーをもとに、本州の寒冷地で実験(データ測定)をおこなっていこう。
幸いな事に、ecoハウス研究会/仲間の協力を得て、下記のように実現していきました!
①システムの進化について(下記をクリックしてご覧ください)
○地中熱利用システム(エコシステム)のコントローラーが新型になりました!
②本州/寒冷地において、寒冷地型地熱住宅実験棟を建築し、測定したデータをもとにシステムの検証をおこなう事。
*【岩手県一関市/丸已建設さん】と【長野県長野市/大賀さん】が全面的に協力してくれました(ありがとう!)
○【寒冷地(岩手県)でも地中熱利用のシステムは効果があるのか?!】を検証するプロジェクトがスタート!
○ecoハウス研究会/全国大会を岩手県一ノ関市でおこないました!(平成23年1月20日~21日)
○長野市に建った地熱住宅を訪問してきました!(平成22年11月6日)
このように、寒冷地での実績を積み上げていき、そろそろ北海道での建築を考えていたところ、長野市で寒冷地型地熱住宅モデルハウスを建てた「大賀」さんから相談がありました。
「実は、札幌に支店を出そうと考えていまして」
この話を聞いた時、うれしかったですねぇ~、天にも昇る気持ちというのでしょうか、なんと表現したら良いのか!
夢が叶いました!
そして、とうとう、大賀さんが札幌支店を開設されたのです(↓)
札幌営業所: チセ・エコハウジング 東方文明
住所 : 〒005-0006 札幌市南区澄川6条4丁目10-4-101
TEL : 011-842-2951 FAX : 011-842-2951
北海道で地熱住宅を建てたいとお考えの方、ぜひ一度、上記の「札幌営業所」までご連絡ください。
そうそう、思い出しました。
昨年の12月、NHK旭川放送局の取材を受けた時、記者さんから言われたのでした。
「玉川さん、北海道で地熱住宅が建つようになりましたら、まずはご連絡ください。その日が早く来る事を願っていますよ!」
*NHK旭川放送局の取材については下記をクリックしてご覧ください(↓)
○NHKで【地熱住宅】が放映されます!(平成22年12月10日 18:10~)
そうだ!さっそく、NHKへ連絡しなくては!
いやいや、いきなり連絡するのも失礼なので、旭川まで行った方が良いだろうか・・・。
うれしい悩みが増えました。