快適エコリフォームのススメ(出窓について)
千葉県内へ移住される方は多く、特に千葉県でも南の方(いすみ市・南房総市・館山市)が人気のようです。しかし、【温暖な地】のイメージが強い千葉県ですが、やはり冬は寒いのです。
千葉県内の中古住宅(既存住宅)を購入された方から相次いでメールでご相談がありました。
その内容とは
「この家をもっと暖かくしたいのですが、何か良い方法はありますか?」
本格的に家を暖かくするためには、家全体の断熱改修工事が必要になります。
構造部分(骨組み)だけを残して、外壁を全て剥がし、構造材の外側から断熱(外張り断熱)をするのがベストですが、外壁材も張り替えるため、リフォーム費用がかなり高額になります。
次善の方法としては、家の内側から発泡断熱材を吹き付ける方法もあります。
下記の動画をご覧ください。
壁だけではなく、屋根裏もこの方法で断熱を強化すると快適になります。しかし、これでも費用は高額になります。内装の費用も別に必要になるからです。
そこで、もっと手軽に家を暖かくする方法ですが、それは「内窓を設置すること」です。(当然、住宅版エコポイントの対象になります)
もともと、エコホームズで建てる家は2重サッシ(外窓+内窓)ばかりです。
*2重サッシについては下記をクリックしてご覧ください(↓)
○「二重サッシ」とは?
大きな面積の窓部分を二重サッシのように変更するだけで、室内温度は上昇します(ガラス部分から冷気が侵入しないからです)。さらに、二重サッシにすると、その部分はほとんど結露が発生しません。(ただし、外窓部分は結露します。内窓部分は結露しません)
特に効果があるのが【出窓】です。
【出窓】はその上部も下部も全く断熱されていません。
*一時、この出窓が流行しました。そのため、中古住宅(既存住宅)に出窓が設置してあるケースが非常に多いですね。
【出窓】の内側にサッシをつけると、特にリビングに出窓がある場合、あきらかに暖かくなるのがわかります。
*写真をご覧ください(画像をクリックすると拡大表示されます)。出窓の内側にサッシを付けたケースです。外側のガラスには結露が発生します。
中古住宅を購入して、大がかりな断熱改修リフォームまではできない場合、少なくとも、窓の内側(特に出窓)にサッシを設置するだけで、体感的にも間違いなく暖かくなります。