【家庭内事故死】数の現状 (厚生労働省 人口動態統計 平成21年より)
各地で開催する【地熱住宅セミナー】において、いつもお伝えしているのが【家庭内事故死を防ぐ家造り】(ヒートショック対策)です。
「交通事故で亡くなる人よりも、家庭内事故で亡くなる人の方がはるかに多いのですよ!
このようにお話すると、いつもほとんどの方が驚きます。
しかも、私がご説明している「浴室での溺死」数には、「【入浴による血圧の変化】が影響して、脳血管疾患等で死亡する人」は含まれていません。
入浴に関係して亡くなることは【入浴死】といわれています。入浴死は推定年間14000人と「建築ジャーナル 11月号」には書かれてありました。
【参考資料:下記の資料はPDFでダウンロードできます】
(入浴死 14000人に関する記述については、下記の参考資料でもご覧いただけます。
*下記の資料は、どちらも「鈴木 晃氏 国立保健医療科学院 健康住宅室長 著」
○高齢者の「入浴中の急死」に関する地方性(pdfでダウンロードできます)
○住宅内の事故死(pdfでダウンロードできます)
住宅内に急激な温度差(「リビング室温」と「脱衣室・浴室 温度」などに大きな差があること)によるヒートショックで入浴死が増えるのです。
以前、平成18年度における「家庭内事故死数」をご説明いたしました(↓)
○【家庭内事故死】数の現状 (厚生労働省 人口動態統計 平成18年より)
住宅の性能は年々アップしています。最近では温熱環境に特に注目した家造りも増えています。
それでは、家庭内事故死は平成21年度は減ったのでしょうか?
厚生労働省/人口動態統計からみてみましょう。
【平成21年 交通事故死数について】
*出典: 平成21年 人口動態統計 第3表 死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(人口10万対) 分類コード:20101
20101 交通事故 7,309人
【平成21年 家庭内事故死数について】
*出典: 平成21年 人口動態統計 第18表 家庭内における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数・構成割合
W00-X59 総数 12,873人
ちなみに、平成18年の数字をみてみましょう(↓)
【平成18年 交通事故死数について】
*出典: 平成18年 人口動態統計 第7表 死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(人口10万対) 分類コード:20101
20101 交通事故 9,048人
【平成18年 家庭内事故死数について】
*出典: 平成18年 人口動態統計 年報 第18表 家庭内における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数・構成割合
W00-X59 総数 12,152人
残念ながら、家庭内事故死の総数は減っていないのです。
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