住宅を建築する際、大量の図面・文章が作成されます。それを保管するのは・・・、実は大変です。(住宅履歴情報登録のススメ)
いきなり変な写真でごめんなさい。
実は、これは「地熱住宅の図面の一部」なのです。
いままで、千葉県・茨城県などの地域で建ててきた地熱住宅の施工図面(製本したもの)の一部です。(同じ製本図面はお施主様にもお渡ししております)
住宅のメンテナンス・設備機器の修理/補修をおこなう際、これらの図面(つまり情報です)が役立つことはみなさんもおわかりだと思います。非常に重要な情報です。
そして、実はさらに、他にも重要な書類があります。
「建築前/建築中/建築後にお施主様とお打ち合わせした内容を書き記した書類(お打ち合わせシート)」や「現場監督が協力業者(大工さんや設備業者などなど)に送った発注書(控え)」、そして、地中熱利用のシステム配管図などです(↓)
これらの書類は「地熱住宅を建築する前/完成した時」に全て作成されます。そして、それで終了ではないのです。
例えば、「メンテナンス・リフォームした際の内容・図面・仕様書・打ち合わせシート」などなど、後から後からどんどんと書類が発生します。
「地熱住宅は、その構造部分は100年以上は大丈夫なので、親子3代・4代にわたって住み続けてください!」
と私は言い続けていますので、これらの資料はず~と保管し続ける必要があるのです。
*当然、お施主様にも同じ資料をお渡ししますので、もしも、もしもですよ、仮に、エコホームズが資料を紛失してしまったとしても、「お施主様に見せてもらえれば良い」と考えるのは絶対的に間違いだと思います。
ここで不安になってしまうのが「紙媒体に印刷されたものが、そんなに長期間保管できるのか?」という点です。
変色・虫食い(?)・焼失などなど、紙媒体に記録したものは長期間の保存に不安が残ります。
そこで、これらの問題を解決するため、現在 保管文章のPDF化(スキャナーで読み取っていきます)を進めています。PDFはパソコン内だけではなく、外部接続のハードディスクなどなどに2重3重に記録しています。これらの作業は、決して自慢するような類のことではなく、当然のことです。ただし、作業は大変です。
それでも不安は全て解消されません。
「もしも、この建物が焼失してしまったら・・・」
心配しすぎですね・・・。そうです、心配性の私なのです。どうしても不安が・・・。火事だけではなく、大地震による延焼などのことも考えると・・・。
そこで、私の不安を根本的に解決する方法に取り掛かり始めました。
それが「第3者による保管」です。(一般的には、家カルテ・住宅履歴情報の登録と呼ばれています)
地熱住宅をお引き渡しする前、それまでに作成した図面類を第3者に保管してもらいます。(紙媒体ではなく、電子情報/PDFでの保管となります)
また、お引き渡し後、メンテナンス・リフォームなどをおこなった際、それらの資料も保管してもらいます。同じ資料をエコホームズでも保管するのですが、第3者が情報をバックアップしてくれるのです。
しかも、お施主様はご自分で資料の閲覧や登録をおこなうことが可能になっているシステムなのです!
なお、エコホームズが利用する第3者機関は、下記の会社です(↓)
ただし、住宅履歴情報の蓄積には費用がかかります(↓)
そのため、この制度を無理に強制することはできません。
できませんが・・・、できれば、お施主様のご理解を得て、全ての方にこのサービスをご利用していただきたいと心から強く願っております。
これからエコホームズで家を建てる方だけではなく、すでに地熱住宅にお住まいになっている方で、このサービスにご興味がある方は下記のフォームからご連絡ください。