特約火災保険は「火災による被害」だけではなく、「床下の漏水事故」「屋根のアンテナ転倒による被害」にも対応していることをご存じですか?

「玉川さん、近所の人が車でブロック塀に突っ込んでしまって・・・。保険で直してくれるそうなので、見積書をもらえますか?」

このようなご連絡をお施主様からいただくことがごく稀にあります。
この場合、まずはエコホームズが被害の状況を確認いたします。そして、写真撮影と復旧のための工事見積書を提出いたします。その際、場合によっては、直接 損害保険会社とも打ち合わせをいたしますので、まずはエコホームズまでご連絡ください

これらの事例では、「車の事故 ⇒ 保険 ⇒ 保険で直せる」ということをほとんどの方がご存知(自動車の保険については多くの方がご存知ですよね)なので適切に処理できるのですが、意外と知られていないのが【火災保険】の内容です。実際、本当は保険で修理費用がまかなえるのに、知らないばかりに自分で全額負担してしまったという悲劇もおこっています。

住宅ローンを組んだ際、ほとんどの方が【火災保険】をかけるのですが、【火災保険】は「火災の場合だけではない」事をご存知ですか?

例えば、強風で屋根に設置してあるアンテナが倒れてしまい屋根瓦を破損した下記のような場合、火災保険は役立つのでしょうか?

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どう思いますか?

その答えは、

「【風・ひょう・雪災によるもので20万円以上の損害が出た場合】は火災保険で復旧費用(アンテナの交換・屋根瓦の交換などなど)が出る」が正解です。
*注意:保険会社との契約内容によって違う場合もあります。

例えば、住宅金融公庫(今はすでにありませんが)で住宅ローンを組んだ方が入られた「特約火災保険」では下記の内容に保険がかけられています。
(このような問題が発生するのは、新築後10年前後の方が多いと思います。今から10年前ですと、住宅金融公庫でローンを組んだ方が多かったため、住宅金融公庫の特約火災保険を表示します。みなさんが入っている火災保険の種類によっては、内容が違う場合がありますので、個別にご確認をお願いします)
*画像をクリックすると拡大表示されます。


★特約火災保険の内容は・・・・・・
・火災をはじめとして、爆発・風水害等広範囲の事故による損害に対して保険金をお支払いいたします。

○保険金をお支払いする場合

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いかがでしょうか?

それでは、地熱住宅ならではの応用問題です。
下記の写真は「床下の給湯管に小さな穴が開いてしまい、そこからお湯が漏れて、床下にたまっている状態」です。

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(注意)
・最近の地熱住宅は下記の写真のように「INAX ハイカンパック」であるため、10年程度で給湯管に小さな穴が開くようなことはありません。
ただし、10年以上前になりますと、給湯管(=銅管)、給水管(塩ビ管)であったため、管の継ぎ目部分で漏水事故が発生する可能性があります。
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(青い色の管が給水管、赤い色の管が給湯管です)

床下にお湯(漏水)が大量にたまった結果、床下システムの配管内に水が入り、またシステムの電気配線などにも損傷が発生しました。

このような場合では、【火災保険】ではどのように対応してくれるのでしょうか?

その答えですが、

・漏水事故により、すぐに発生した損傷(配線やコントローラーなどのシステム部分)や「水抜き対応費用」などは保険の対象になります。

・ただし、漏水事故を気付かずにいて、その結果発生したカビなどの復旧作業については保険の対象外となります。

*これらの見解についてですが、保険会社が「地熱住宅のシステム」をよく知らないため、私が直接交渉した結果です。そのため、保険会社によっては、上記の見解はそうならない場合があります。

つまり、住宅において、火災以外の事故が発生した場合、例えば「あれっ? 突然テレビの映りが悪くなったよ・・・」、まずはエコホームズまでご連絡ください。
そして、状況を確認後、一緒に保険会社との対応にあたっていただくことになります。私もお手伝いいたします。

何か事故が発生した場合、まずはエコホームズまでお電話いただくか、もしくは下記のフォームからご連絡ください。