たまたまうぉーかー(印刷版) 2010年2月号【61号】
★「あなたの会社はわからない!!!」
2月2日の日経新聞には、政府が発表した「温暖化ガス削減への行程表」が載っていました。
その中には「建築物の高断熱化(新築はすべて最高基準)」「高効率給湯器の導入(80%以上普及)」「太陽光発電の推進(住宅は1000万世帯以上)」などと書かれています。一方で、公共事業の削減が相次ぎ、地方のゼネコンでは公共事業から一般住宅事業へのシフトがおこなわれています。
そのような状況ですから、地方のゼネコンから当社へ資料請求される件数が急増しています。多い時には、月に10件程度は有料の資料を求めてご連絡をいただきます。彼らの目的は「これからは一般住宅事業も行わないと生き残れない。そして、政府の方針は省エネ住宅の普及である。地熱住宅は面白いのかも・・・。どんな住宅なのか?」
おそらく、こんな流れで資料請求されるのだと推測しています。そして、彼らには、この「たまたまうぉーかー」もお送りしているのですが、先日 同じような質問を複数いただくことになりました。
曰く、
「エコホームズの家づくりがよくわからない。ホームページでは、【外断熱の地熱住宅】を詳しく解説しているが、情報誌では【木曽東濃檜】に関することばかり・・・?あなたの会社ではどちらがメインなのですか? 地熱住宅、それとも檜の家づくり?」
彼らにとっては、エコホームズの家づくりは相反する(「高断熱・高気密住宅という性能/工法重視の家」と「檜を中心とした自然素材重視の家」)家づくりが同居しているのが不思議なようなのです。
確かに、今回の「たまたまうぉーかー」では、地熱住宅の解説はほとんど無く(笑)、東濃檜や山の人達との交流に関する内容ばかりです。(本当は、政府の政策にそって、もっと省エネ住宅について書くべきなのでしょうが・・・)
しかし、私にとってはどちらも大切なことなのです。どちらも、「温暖化ガス削減」という目的(家族・住まい・地球が長生きできる家)においては、これからの家づくりに必須条件だと考えています。安い外国産木材を輸入し続けていくと、日本の山が荒廃します。山で美林を守り育てる人が減ってしまいます。山師である彼らが誇りと喜びを持って仕事を継続していくためには、家を建てる人(お施主様)と(工務店)が一緒になって、山の人達を応援するべきです。今回、山師の人達と一緒になってイベントをおこないました。彼らの言葉が忘れられません。
「玉川さん、俺たちが育てた檜を、こんなに喜んで使っていただける人がいたことを実感しました。今までは仕事と割り切っていたので。なんでもっと国産材を使わないのかと不満に思っていました。でも、今日から俺達も元気に頑張れます!」
「住宅版エコポイント制度」
平成21年12月8日に閣議決定されました「明日の安心と成長のための緊急経済対策」の中に住宅版エコポイント制度が盛り込まれております。エコポイントの対象工事といたしまして「エコリフォーム」と「エコ住宅」の新築とがあります。
「エコリフォーム」は、
①窓の断熱改修
②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
③バリアフリー改修
(①は②の改修工事と併せて行なう工事が対象)となっており、平成22年1月1日~平成22年12月31日に工事に着手したものが対象となります。
「エコ住宅」の新築は、
①省エネ法に基づくトップランナー基準相当の住宅
②省エネ基準を満たす木造住宅
となっており、平成21年12月8日~平成22年12月31日に建築着手したものが対象となります。ただし、平成21年度第2次補正予算の成立日以降に工事が完了し、引き渡されたものが対象となります。
エコポイントの申請期限につきましては、今後発表予定です。持家・借家・一戸建ての住宅・共同住宅等の別によらず対象となります。国からの補助を受けて窓や壁等の断熱工事を行なっている場合は、エコポイントの発行対象外となります。税制特例や融資の優遇を受けることは可能となります。現在の時点では、あくまでも制度の概要であり、ポイントの発行方法や還元方法等の制度の詳細につきましては、検討中ということです。
現場監督の村杉です。
ただいま築5年以上のお宅の点検作業を行っております。建物全体を点検するのですが、おもに外回り、床下、小屋裏、換気システム等を点検しております。その中で点検中、最も多かった問題点は、
・外壁目地の劣化
・排気、給気フィルター等の目詰まり
・小屋裏換気システムの配管のゆるみ、はずれ
・ベランダ排水ドレン部分のつまり
・サッシ、室内ドア等の建て付け
等々でした。また、点検した中でも床下の水漏れや白蟻の発生(離れ家屋)などもありました。材料費がかからないもので、その場で直せる修理は無償にて修理させていただいております。
また、住まい方の相談やリフォーム等のご相談も点検時にアドバイスさせていただいておりますので、まだ点検のご依頼をされていない方は是非この機会にご一報をください。
★サッシの結露にお困りのかたへ(マンション・高断熱高気密住宅以外にお住まいの方へ)
この時期サッシの結露に悩まされているご家庭も多い事と思います。
掃除の大変さや、汚れやカビの発生の不満などもたびたび耳にします。ペアガラスに変更すれば結露がほぼなくなりますが、サッシを交換するのは大がかりな工事になるし費用もかかりそう・・・という方にお勧めなのがYKKのプラマード。
このサッシは、いわゆるリフォーム用の窓で、今あるサッシはそのままで、内側に樹脂のサッシをはめ込むだけです。省エネで冷暖房コストの節約にもなり、断熱性もアップする為に高い保温効果を発揮します。
そして、結露が減るため住まいも長持ちし、結露を抑える事によってカビやダニなどの繁殖もセーブします。ご家族の健康的な暮らしを守ってくれます。
また、道路沿いなどの騒音が気になる立地条件のお宅などは、窓が二重になる為、騒音を大幅にカットしてくれます。そして、二重窓は防犯面でも侵入しにくい住まいをつくります。
さらに、特筆すべきはスピード施工。
一般的な窓では一窓当たりの工事時間は、わずか1時間。今お使いのサッシはそのまま生かせますので、大がかりな工事は必要ありません。
デメリットといえば、二重サッシになる為、出入りの頻繁な窓では開け閉めが増えてしまう事くらいでしょうか? 色は4色、単板ガラスのものと更に性能が高いペアガラスタイプもあります。 かんたんリフォームで快適な暮らしをご提案します。
お気軽にお問合わせ下さい。