たまたまうぉーかー(印刷版) 2009年8月号【59号】
★自慢話で恐縮です・・・(パート5):地熱住宅が「日経エコロジー」に掲載されました!!!
毎回毎回、巻頭で自慢話を書き綴るのが恒例になってしまいました。今回もすみません。
私が建築業界に入ったのが10年半前です。その当時、「地中熱利用」ということが全く一般的ではなく、千葉県では有名な建築事務所の先生からは「住宅が地熱利用などできるはずはない!」とメールをいただいたことも記憶に残っています。当時は、お客様に「どんな建物でも、その地中には地中熱が存在すること」を説明するのが大変だったのです。世の中で認知されていなかったわけですから。
ちょうど3年前ごろだったと記憶していますが、ハウスメーカー(へーベルハウスやミサワホームなど)が相次いで【地中熱利用冷暖房システム】を販売開始したころから、世の中では「住宅の冷暖房に地中熱が利用できるのだ!」と認識されはじめました。上記のハウスメーカーだけではなくパナホームもクールチューブ方式の地中熱利用を分譲住宅で開発したので、最近では建築事務所の先生達からの問い合わせが増えてきました。いまでは、「どのような方式(方法)で地中熱利用を効果的にするのか?」が議論の中心になってきたようです。
そんな中、6月5日に日経エコロジーから取材依頼がありました。最新のコントローラーが設置された地熱住宅を取材していただきました。その結果、平成21年8月号の日経エコロジーにエコホームズのシステムが紹介されました。
記事を読んでみると、当社のシステムだけではなく、各社の地中熱利用のシステムも解説され
ていて【地中熱の様々な利用方法】が体系的に理解できるものになっていました。
取材当日、記者さんに「どうして当社の地中熱利用の方法を知ったのですか?」と尋ねてみま
した。すると、「数年前からエコホームズさんの地熱利用を知っていたのですが、最近になって
突然思い出しまして。そこで、地中熱利用の特集をおこなうことになりました」。
この10年間で、地中熱利用に関しては様々な変化がありました。そんな時代になったのですね。
★断熱改修(省エネ改修)工事が千葉市で始まりました★
「エコホームズは新築しかやらないのですか?リフォーム工事は???」
よく聞かれます。
決してリフォーム工事をやらないわけではないのですが、下記の種類のリフォーム工事しかやっておりません。
①地熱住宅のお施主様向けのメンテナンス・リフォーム工事(増築も含む)
②オール電化リフォーム(一般の住宅をオール電化住宅に変身させます)
③断熱改修工事(省エネ改修工事とも言います。つまり、既存住宅を冬あたたかく、夏涼しい住宅に改修します。ただし、地中熱利用のシステムまでは設置できません)
普通の会社のように、リフォーム工事に関するチラシを配布したりしないため、「新築工事しかやらない会社」というイメージが定着していますが、上記3つの分野に限っては工事をおこなっております。特に最近になってお問い合わせが増えているのが、③断熱回収工事 です。市町村によっては、断熱改修工事(省エネ改修工事)を実施すると「固定資産税の減額」などがありますので、今後ますます、工事が増えていくと予想しています。
【断熱改修工事(省エネ改修工事)】のポイントとしては、
①床・壁・天井の断熱を強化すること。
②窓(ガラス面)の断熱性能を強化すること。
③給湯器をエコキュートに変更すること(同時にIHクッキングヒーターに変更し、したがって、オール電化住宅になります)
④暖房機器を「省エネ性能の高いエアコン」や「深夜電力利用の蓄熱式暖房器」に変更すること。
⑤補助金があるうちに「太陽光発電」を載せること。
「建て替えるのはちょっと・・・。それでも、今の住まいをもっと快適にしたい!」
「我が家でも【地球温暖化防止】に貢献したい!」
このようにお考えの方にとって、断熱改修工事(省エネ改修工事)は賢い選択肢の一つと言えます。
ただし、断熱改修工事をおこなう場合、キッチンの入れ替えなどの通常のリフォームとは違い、ちょっと大変な点もあります。
【断熱改修工事(省エネ改修工事)】のちょっと大変な点とは、
①住まいながらの工事は難しい。場合によっては「仮住まい」や「他の場所に荷物の保管」が必要になる。
②工事期間が長い。(2か月程度かかることもあります)
③床下の湿気対策も検討する。
などです。
現在、断熱改修工事中です。お施主様が「住宅の断熱工法」(グラスウールの充填だけではなく、断熱材の吹き付け工事など、様々な方法があります)や「改修工事後の間取りなど」について知識が深く、いろいろと研究されていたので、私達も満足できる断熱改修工事になっていると自負しています。(同業者に自慢しているところです!)
*まずは、構造部分だけを残して、内装材等を撤去します。
*壁や床の断熱工事をおこないます。
●「断熱改修工事についてもっと詳しく知りたい方」はエコホームズへご連絡いただくか、もしくは、ホームページ内の「なんでも相談室にようこそ!」からご連絡ください!●
★(築7年~10年の方:「外断熱工法」における【外壁のメンテナンス】について★ 一般の住宅では「外壁材」が劣化すると「外壁材の割れ目」や「外壁材の継ぎ目」などから雨水が侵入して「雨漏り」「壁内の腐朽」などの原因になります。
「外断熱住宅(外張り断熱工法)」の場合、構造体(土台・柱・桁など)のすぐ外側にサーモプライ(雨水を通しません)を張り、さらに外側に「断熱材(ボード状の断熱材で雨水を通しません)」を張り、さらにさらに その外側に「タイベックシート(雨水を通しません)」を張り、そしてその外側に「外壁材」を取り付けます。そのため、「外壁材/表面の劣化」及び「外壁材/継ぎ目の劣化」がおきても、それがすぐに「雨漏り」や「壁内の腐朽」にはつながりません。
しかし、外壁材の継ぎ目及び表面がひどく劣化した状態は建物にとって良い状態とは言えません。建物の北側では写真のように「外壁に緑色のコケ」が発生します。(外壁材の種類、及び、表面の仕上げ状態によって違いますが)
そこで、外壁材のメンテナンスについて目安をお伝えします。
★サイディング材の場合★
はじめに経年劣化による「塗膜の変化」が起こり、見た目に色があせてきたり、雨だれの汚れ・カビ・藻の発生などが目立ってきます。塗膜が劣化するとサイディグ材(素材)への水分、湿気の浸入と蓄積がおこることになります。塗膜の劣化などは手で触ると白い粉のようなものがつきますので確認しやすいと思います。
サイディング材の長さは1枚あたりおおよそ1800ミリくらいの物が主流ですから、当然つなぎ目ができ、この部分にジョイントシーリング材を施工します。このシーリング材は雨を防ぐための役割としてはとても大事なところでして、一度 亀裂やはがれなどがおこると雨の浸入をゆるすことになります。シーリング材とサイディング材ではシーリング材のほうが早く劣化がすすむともいわれています。「塗膜のはがれ」がおこり劣化しはじめたサイディング材は変形し始め、「つなぎ目」がどんどん広くなります。
ここまで劣化が進んだ場合、「つなぎ目の補修」及び「外壁材の表面(塗膜)の補修」つまり外壁塗装が必要になります。
●お引渡し後、7~10年経った御施主様で「外壁の汚れが気になる方」はエコホームズへご連絡いただくか、もしくは、ホームページ内のメンテナンスコーナーをご参照ください。●
★今話題の「長期優良住宅」とは★ 長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備について講じられた優良な住宅のことをいいます。(平成21年6月4日施行) 長期優良住宅の建設・維持保全をしようとする方は、「長期優良住宅建築等計画」を作成し、所管行政庁の認定を申請することができます。長期優良住宅の認定基準としては、
①長期使用構造等であること
②住戸床面積(戸建て住宅は75㎡以上)
③建設後の住宅の維持保全の期間は30年以上であること
④資金計画が建築・維持保全を遂行するため適切であること
等がございます。長期優良住宅のメリットとしましては、住宅ローン減税制度における優遇措置や不動産取得税の控除措置や固定資産税の減額措置等が適用されます。 (三橋 利夫)
*「長期優良住宅」に関する詳しい情報を知りたい方は当社までご連絡ください!
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