親は子のため。子は親を忘れない! 「第7回 我が家の大黒柱と出会う旅」開催します! 平成19年9月9日(日)
平成19年5月19〜20日の2日間、「OB施主の皆さん」と「これから家を建てられる方達」と一緒に「檜の里(長野県上松町:赤沢自然休養林)」へ行きました。千葉から観光バスで片道7時間の距離です。
赤沢自然休養林は木曾檜の天然林であり、森林浴を楽しめる素敵なところです。
営林署の方がガイド役として私達の散策に同行していただきました。散策コースの随所で「御神木」「木曾檜(木曾五木)」「檜とヒバの見分け方」などなど詳しい解説をしていただきました。その中で、参加者が最も感激したものが【倒木更新】の話でした。
【倒木更新】とは、天然林の中で檜が生き残る智恵です。ヒバは下草の中でも育ちますが、檜は陽がよくあたる場所でないと育ちません。そのため、森の中ではヒバばかりが育ってしまい、檜はうまく生育できないのです。
ところが、樹齢数百年の檜が倒れると檜の倒木は、年月と共に朽ち果て、表面に苔が生えてきます。
そこに、檜の種子が落ちて、檜の子供が育ち始めます。倒木の上は、下草に邪魔されないため、地面よりも光がよくあたります。倒木の養分・苔による適度な水分によって、檜の子供はよく生育します。
これが【倒木更新】です。
「親は子のため」に倒れるのです。
そして、年月が過ぎ、子供が大きくなり、そして、養分となった親は消滅します。しかし、そこには「親があった形」が残ります。根上がりです。「親が子を守り、子が親を忘れない」【倒木更新】です。自然界の本来の姿が【倒木更新】でもあります。
私達の家づくりにおいても、「子が親を忘れない」ように大黒柱を入れることが増えてきました。
お父さん・お母さんが山の中に入り、自分達で立木を選び、それを大黒柱にして新居の記念にします。遠い将来、子供達が親と同じ年齢になった時、この大黒柱を見るたびに両親の有難さを思い出します。
★以前、この「我が家の大黒柱と出会う旅」に参加された田中様の御感想
⇒【我が家の大黒柱と出会う旅】に御参加いただきました田中様にインタビューしました!
この「我が家の大黒柱と出会う旅」は毎年/年3回開催しています。
9月9日には、「第7回 我が家の大黒柱と出会う旅」があります。私も、また、檜の山の中に行ってきます。
(注:檜の原木を伐採する期間は限定されています。11月〜5月ごろまでです。そのため、今回お選びいただいても、その原木を伐採するのは11月以降となります。)
なお、参加される場合の費用ですが、下記をご覧ください。
●参加される方の御負担:
・往復の交通費
・宿泊費(千葉からですと、前日は中津川あたりで御宿泊となります。)
・大黒柱費用(7.5〜8寸角の大黒柱/6メートル程度で、1本 8〜10万円程度です)
さらに詳しい情報を御必要な方は、お手数ですが、下記のフォームから御連絡をお願いします。