どこの国でも危険はあります!
海外でロングステイする場合、「日本と違う点」で最も要注意なのが「どこにでも危険が存在していることを知る事」です。
どんなに「治安が良い国」でも、「危険が充満している地区」があります。
そんな場所はだいたい肌で感じるものです。
「ここ、ちょっと・・・恐いな・・・」
と直感的にわかります。だから、そんな危険地帯には全く足を踏み入れないのですが、それでも「危険」に遭遇することがあります。
東南アジアの中でも、比較的「治安」が良いと言われているマレーシアでも、いろいろな危険を体験することになりました。4年という短い期間でしたが、いきなり、大変な事態に遭遇したのです。
それは、
「車の盗難」と「パスポートの紛失」でした。
マレーシアに入国して、ほぼ1ヵ月後、チャイニーズの友人が乗っていた日本車(現地では高級車です)を借りてショッピングモールにでかけました。買い物を済ませて、友人の勤務先に車を返しにいったのです。ところが、その勤務先の前の通りには駐車するスペースがなかったので、歩いて5分程度のところに路上駐車してから勤務先を訪問しました。鍵を返そうとすると、友人がちょうど勤務が終わったようなので、自宅まで送ってくれることになりました。
そこで、二人で駐車したところへ向かうと・・・、日本車が無いのです!
「あれっ?別の場所に停めたかな?」
二人で近辺をグルグルと歩きまわりました。それでも日本車は見つかりません。
まさか、盗まれているとは想像もしなかったのです。なぜなら、
○車には「盗難防止用のシステム」が設置されている。
○ハンドルロック
○ハンドルとブレーキを「頑丈な鉄棒と鍵」でつないでロックする。
私の感覚では、「これだけやれば絶対に盗まれないだろう。」と確信していました。
しかし、私達が戻るまでのたった15分間でその日本車は見事に(?)盗まれたのでした。
次に忘れられないのが「パスポートが紛失した事」です。しかも、有名ホテルでそれは起きました。
(ただし、私が盗まれたのではありません。私は有名ホテルには宿泊できませんでしたからね。)
マレーシアには日本人の友人がいました。旅行社に勤めていました。
彼が扱っていた「日本人団体客」がホテルにパスポートと現金を預けていたのです。
帰国前日、問題は発覚しました。しっかりと保管されているはずの「パスポートと現金」が紛失しているのです。しかし、ホテル側は否を認めません。
なぜ?ホテルが否を認めないのか?それすらまともな説明がありません。
これは、私が入国してから6ヵ月後に起きました。その後、どうやって日本人団体客が帰国したのか?そこまでは聞きませんでしたが、大使館の人も含めて大騒ぎになったことでしょう。
この程度のことなら、海外旅行をしている方なら、一度は体験するか、聞いたことぐらいはあるはずです。
また最近では、日本においても、もっと恐ろしい事件が頻発しています。海外だけが「危険がある」わけではありません。
そこで重要になるのが、「どんな種類の危険があるか?」ということです。
情報収集ですね。
例えば、マレーシア大使館では下記の情報をサイト・メルマガを通じて発信しています。
私は「マレーシアが恐い国だ!」と強調したいのではありません。
どこの国でも(日本も含めて)同じことが発生するのです。
テレビ・雑誌では、「老後は海外で、二人で楽しくロングステイ!」という特集が多くなってきました。私も憧れています。ただし、私の少ない経験からのアドバイスですが、
「どこの国でも危険はある!」
という真実を、どうぞ、忘れないでいただきたいのです。
追伸:ここではとても書ききれないほどの「小さな危険」は日常茶飯事でした・・・。