地盤改良工事について
地盤改良工事についてご報告申し上げます。
「地盤調査」の結果、地盤改良工事が必要と判定されました。大地震に対して、建物の構造が丈夫であることは当然なのですが、その基となる地盤が弱いと耐震性に不安が残ります。
以前、他のお客様から「他の工務店さんからは、【地盤が弱くてもベタ基礎ですから大丈夫ですよ】と言われましたが、本当にそれで建物は地震に対してもつのでしょうか?」というご質問をいただいたことがあります。
恥ずかしい話ですが、同業者の中には地盤耐力について軽視している会社もあります。地盤が弱ければ、建物の構造が丈夫だとしても、地盤が沈むことにより不同沈下などの問題を発生させます。
今回、地盤改良工事の方法として、「湿式柱状改良」をおこないました。
・まずは、湿式柱状改良工事をおこなうポイントを確定するため、建物の配置(位置)と工事ポイントに目印をうっていきました。
・現場に湿式柱状改良用セメント材を搬入しました。写真は部材の一部です。
・重機を改良ポイントに配置します。
・次に、土にセメントミルクを混合していきます。先端からセメントミルクを放出しながら、土地と撹拌・混合していきます。
これで各ポイントに「土地とセメント」で固めた柱を作っていきます。
建物をこれらの柱で下から支えるのが「湿式柱状改良工事」となります。