アイヌの伝統民家【チセ】と【地熱住宅】はどんな関係があるのですか?
質問:【地熱利用って何ですか?】を読んでいたら、「アイヌの伝統民家【チセ】」が登場してきました。どんな関係があるのですか?
(左が「冬のチセ」です。雪による断熱効果があります。自然の【外断熱】です。右が「夏のチセ」です。笹の葉で葺いています。夏、笹の葉が乾燥すると反り返ります。そのため、非常に風通しの良い住まいだったようです。)
回答:
極寒の地/北海道・旭川では、冬、外気温度がマイナス30度まで下がります。
そんな環境でありながら、アイヌの伝統民家【チセ】の中では、健やかに赤ちゃんが生活していました。なぜでしょうか?
【チセ】は、笹葺きの住宅です。とても、高断熱・高気密住宅には見えません。
ところが、むしろ近代的な住居よりも室内温度は快適だったのです。
しかし、誰も理由がわかりませんでした。
その【チセ】の研究を10年間おこなっていたのが、「玉川住宅総合研究所 主任研究員:宇佐美 智和子さん」です。
そして、彼女の研究によって、【チセ】が利用していた「地中熱利用」方法がわかりました。
それを現在の住宅に応用したのが【外断熱の地熱住宅】です。
宇佐美さんの詳しい話を読みたい方は、こちら(↓)をお読みください。