【外断熱(そとだんねつ)】ってなんですか?
質問:外断熱(そとだんねつ)という言葉をよく聞くようになったのですが、【外断熱】ってどんな断熱方法なのですか?
回答:
戸建住宅において、いろいろな断熱方法がありますが、大きく分けると
【充填断熱工法】=内断熱(うちだんねつ)
【外張り断熱工法】=外断熱(そとだんねつ)
に分けることができます。
この外断熱工法は、決して最近の工法ではありません。すでに20数年前からあります。
1)構造材(木造住宅でいえば、木材)の外側を断熱するのが「外断熱」、壁の中に断熱材を入れるのが「内断熱」です。
2)構造材の外側を青い色(断熱材の種類によって違います)の断熱材で覆ったところ
(壁の部分は、厚さ50ミリの断熱材:青色で外側から施工します。)
(基礎の部分は、厚さ60ミリの断熱材:白色です。防蟻対策がされた特殊な断熱材です。)
(屋根の部分を外側から断熱しているところです。)
3)外断熱工法のメリット=壁の中に空気の流れを発生させます!
外断熱工法のメリットの一つは「壁の中に空気の流れをつくること」です。
「内断熱」(壁の中に断熱材を充填する)の場合、壁の中はほとんど空気が流れません。
「外断熱」の場合、下記の図で「赤色矢印」部分が「断熱材の内側」における空気の流れです。「青色矢印」部分は、断熱材と外壁材の間に流れる空気のようすです。
【外断熱工法】に関する詳しい追加情報は、こちら(↓)をご覧ください。
〇外断熱工法