【平屋の間取り】(パート3)
今まで、いろいろと平屋を建ててきました。例えば(↓)
屋根を外断熱施工してありますので、屋根裏を居室に利用するのは、もはや当たり前になってきました。さらに、さらにですね、基礎も外断熱してありますから、ついでに床下も利用してしまおう、と当然考えるわけです。
これは「地下室」ではありません。
例えば、下記の平屋はなだらかな傾斜地に建っています。
(写真ではわかりづらいのですが)
そのため、南側の基礎が高いのです。お施主様からのご要望で
「その床下空間を収納に利用できないか?」
となったわけです。地中熱利用の配管が床下に設置されてありますので、全部は無理なのですが、それでも6畳程度の収納空間がとれました。
収納空間の上部/床の位置を少しあげると、床下でも歩ける高さを確保できます。傾斜地に建てたため、いずれにせよ、基礎の高さを上げなければいけなかったので、ほとんどコストアップなしで「床下空間を収納に利用する」ことができました。(平地の場合、基礎を高くすることでコストアップしますが)
余談ですが、基礎を高くすることによって、簡単に「床下点検」できるようになります。シロアリの根本的な解決策は「毎年床下を点検すること」です。お施主様がいつでも自分で点検できるようになっているのが望ましいですね。
2階建ての場合、斜線などの規制によって、どこでも基礎を高くすることは難しいのですが、平屋であればOKです。物を置くだけの収納空間は、通常であれば利用しない床下空間でも良いと思います。その分、居住空間を広く利用できますよね。基礎も外断熱する必要がありますが、平屋をご検討の方、「床下を収納に利用する」ことも考えてみてはいかがですか?
なお、積極的に床下を利用する「平屋の間取り」も考えてあります。
こちら(↓)をご覧くださいね。
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