【世界一のコンサル】
建築業界・リフォーム業界には、たくさんのコンサルタントがいます。代表的な会社は、船井総合研究所です。個人的には、船井会長は大好きです。ちょっと、普通ではないところが好きです。
基本的には、「売上アップ」を指導する会社がほとんどです。つまり、「販売のテクニック」「見込み客管理の手法」を細かく指導することによって高額な報酬を得る会社ばかりです。
私が7年前に入社した時、ある大手コンサル会社が指導にきていました。(船井総研さんではないです。)このコンサルの人(業界では有名な人だそうですが・・・・)は、なんと!私が知らないうちに、私の結婚式にも出席していました。(笑)
結婚式までは一言も話したことがなかったのですが・・・(大笑)
この人の指導内容が滑稽なのです。例えば、こんな指導を真面目にやります;
●モデルハウスに来場された方の家には、「その日」の内に必ず「来場の御礼」を言いに訪問すること。夕食後、家族でくつろいでいる時間が良い。
●飛び込みで訪問する時、なかなかドアを開けてくれない時は、「喉が渇いたので、水を一杯いただけませんか?」と言ってみること。
●お客様が「すでに他社で検討していますから、もう結構です」と言われたら、「○○××□と言いなさい」という応酬話法の指導。
このような指導を全国の工務店・ハウスメーカーに同じようにおこなっているので、住宅総合展示場に行って、数社のハウスメーカー/モデルハウスを見学して、家に帰ってみると、「玄関の前に各社の営業マンが列を作っている」という状態が頻繁に発生します。笑っちゃいますよね。
私は、コンサル業を否定するのではありません。指導する内容が、馬鹿げていると思うだけです。ちなみに、私も1回だけ研修に参加しましたが、あまりにもくだらないので、参加した後で、二度と来ないようにお断りさせていただきました。
しかし、会社の仕組みを公平に評価して、改善すべき点はしっかりと修正する必要性は理解できます。営業だけではなく、設計・施工・アフターの全ての分野において、会社の仕組みが正常なのかどうかを、誰か外部の人が判定・修正することは必要なのです。
そして、工務店・ハウスメーカーの周りには、優秀なコンサルがたくさんいらっしゃいます。
それは【第三者監理】と【お施主様・お客様の声】です。
(参考情報)下記をクリックしてお読みください。
・第三者監理の必要性
・お施主様の声(みんなの家)
【第三者監理】を積極的に導入し、さらに【お客様からいただいた声】を社内&社外に公開すること、これが住宅業界を根本的に変える原動力になります。
工務店さん達は、このことを理解して実践する会社が多いのですが、なぜか?ハウスメーカーさんでは、同様のことを実践している会社を聞いたことがありません。なんでかなぁ〜。
現場管理がしっかりしていて、技術力も優れ、営業マンもしっかりとコンサルの指導を受け、社員教育も十分おこなわれ、建築棟数も多い大手ハウスメーカーさんが同じことを積極的におこなってくれれば、日本の住宅業界は間違いなく変革します。
余談ですが、
全く別の業界から住宅業界に入り、「大手コンサル会社による営業マントレーニング」を少し経験した私には、お客様がよくおっしゃるこの言葉(↓)が理解できます。
「あの〜、必要な場合はこちらから連絡入れますから、勝手に、家にこないでもらえますか!」
「名前や住所を書くと、家に来ちゃうんですよね。だから、何も書きたくないのですが・・・・・・」
そうですよね。この【恐怖】よ〜く理解できます。
だって、住宅業界の営業マン(←大手コンサルから指導受けている人達)は、「そうするように指導されている」わけですからね。
元ハウスメーカー営業マンの方が「そうかなぁ〜、最近ではハウスメーカーも夜討・朝駆はしないと思うけどなぁ〜」と言っていましたが、しっかりと生き残っています(笑)。それを実行することが「会社に貢献している」と勘違いしている業界ですからね。
そのため、モデルハウスを見学する方が、上記の【恐怖】を感じていることは間違いありません。
「記名はしたくないのですが、見学しても良いですか?」と言ってからモデルハウスを見学すればよいのです。
これは「住宅展示場などに建つモデルハウス」の場合です。住宅展示場のモデルハウスは【住宅会社の所有物】【不特定多数の方が見学することが前提】となっています。だから、記名などしなくても全く問題ありません。(もっとも、後で玄関の前に行列して欲しい!と思っている方はバンバン記名してあげてくださいね。)
ただし、工務店さん達が実施している「現場見学会」「完成見学会」の場合、状況は違います。
お施主様の好意によって「公開させていただいている建物」ですから、防犯対策上、「名前・住所を書かない人・挙動が怪しい人」は絶対に入れてはいけません!!!
以前、「名前は書きたくないが、中を見せろ!」と大声を張り上げた人がいましたが、とっとと帰ってもらいました。「礼儀をわきまえろ!」と、そんな人には言ってやりたいですね。
ずいぶんと長い余談になってしまいました。
ところで、今回の投稿で何を書きたかったのか?
こういうことです(↓)
・しっかりと販売教育を受けた営業マンの流暢な言葉を信じるよりは、お施主さんの声を聞く方がはるかに役立つこと。
・第三者監理は絶対必要であること(建築会社にとっても必要です)
・ハウスメーカーと違い、地場工務店にとっては、「新しいお客さん」よりも【お施主さん】の方が大切なので、「礼儀をわきまえない人」には冷たくしちゃいますよ!ということ。
ここで宣伝です!(笑)
「タマチャンは、こんなに偉そうなことを言っているけど、本当はどうなの?」と思う方、7月2日・3日に開催します「お施主様が本音を話す完成見学会」に参加してみてください。
「実は、タマチャンは、あんなに真面目なことを言っているけど・・・・、ほんとは○○○なんですよ!」という本音が聞けるかもしれませんよ!