【地熱住宅】+ソーラーウォール
いままでの地熱住宅は、アイヌの掟(1年中 土間で火をチョロチョロと燃やし続けていた)原理を応用するため、天井付近に溜まっている暖気を床下に放出(床下システム利用)し蓄熱していたので暖房しなくても、家中15℃程度はありましたが、少し低めでした。(冬中暖房しなかった「I邸の測定データ」を参照してください)。
★冬中暖房しなかったI邸の測定データ★
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ソーラーウォールを使用することによって、天井暖気よりはるかに高い温度の空気を床下に放出することができるので、床下地中の温度は今までより高くなります。
床下温度が高くなると、室温も上昇します。(なぜ、床下温度が高くなると室温が一緒に上昇するのか?日本建築学会に発表したデータを参照してください。)
★日本建築学会に発表したデータは下記をクリックしてご覧ください★
「地温が上昇すると室温が上がる!実証データ」
ソーラーウォールを導入すると、平均で2℃〜3℃は室温が上がることが推定されます。したがって、冬中暖房しなくても「寒くない住宅」になるといえます。
「太陽が沈むと、ソーラーウォールの効果が無くなるのでは?」
と必ず質問されます。一般の住宅に設置した場合は、そうなのかもしれません。
しかし、地熱住宅に設置した場合は、その暖気を床下基礎コンクリートに蓄熱し、地中温度が上昇しますので、その効果により(日本建築学会の発表データを再度参照してください)、太陽が沈んでも効果が持続します。
さらに「外断熱(高断熱)+高気密」住宅ですから、室内から外部への熱損失は一般住宅とは比較にならないほど少ないので、暖房しなくても「寒くない住宅」になるのです。