【お金より命】
昨年末、OB施主様宅に泥棒が侵入しました。
この野郎(泥棒)は、事前に下見していたようで、ご家族が3日間だけ留守をしていた間に侵入したのです。
この泥棒は「どこから侵入できるか?」については調査が足りなかったようで、「玄関」「1階窓すべて」「勝手口」を破壊していきました。
なぜなら、この住宅は「防犯対策」をしていたからです。
このような「防犯対策」をされていました;
●玄関ドア(鍵):指紋認識キー設置
●窓(ガラス):防犯ガラス
●勝手口:防犯ガラス
泥棒は、「玄関ドアから侵入できず」「窓からも侵入できず」「勝手口からも侵入できず」、最終的に【勝手口を枠ごとはずした】のです。とんでもない野郎です。
しかし、この泥棒は「侵入するのに、かなりの時間を要した」ことがわかります。
これが「防犯対策」の真の目的です。
どんなに「防犯対策」をおこなっても、時間さえかければ、ドアごと外して家の中に侵入できます。その場合、「侵入までに時間がかかる」「音がする」わけですから、もしも、家の中にご家族が住んでいたら、間違いなく警察に通報する時間があります。もしくは、ご近所の方が警察に通報します。
現在、「防犯対策」の真の目的は【家族の命を守ること】です。
以前は、「空き巣狙い」でしたから、家の中に家族がいる場合、泥棒も侵入するのをためらったのです。ところが、最近の泥棒は【強盗】です。むしろ、家族がいるのを承知で侵入してきます。この【強盗】対策には「警察に通報する時間」「警察が到着するまでの時間」が必要です。
OB施主様の場合、結果として、補修工事に多額の費用がかかります。
「玄関の交換」「すべての窓ガラスの交換」「勝手口の交換」「さらに、勝手口に電動シャッターを設置」するので、費用は多額です。
しかし、これによって「家族の命を守る」のですから、必要な措置でもあります。
都市部だけではなく、地方にまで「強盗被害」が増えてきました。これから家を建てる方は、まずは【防犯対策】を十分に考えてください。
「お金より、命が大事」なのですから。