第三者監理が業界を変える!
名門「三菱自動車」が大変な状況になっています。欠陥隠しですね。自動車業界の欠陥隠しとは構造が違うのですが、住宅業界にも「欠陥住宅」という問題があります。住宅業界の場合、この「欠陥住宅」を生み出す原因は大きく分けると2種類あります。
●建築業者の意図的な手抜き=欠陥
●現場監督のチェックミス=欠陥
「意図的な手抜き」は悪徳業者がおこないます。この悪徳業者を見抜く方法はいろいろあるので、それらのチェックポイントをもとに調べていくと、ある程度は事前に把握できます。
しかし、もっとも見抜くのが困難なのが、「現場監督のチェックミス」です。
長い間まじめに正しく工事をおこなってきた職人さんでも、間違いをおかしてしまう危険性はゼロではありません。優良な建築会社の優良な現場監督であっても人間ですから、チェックシートにそって現場管理をしていっても、「施工上の間違い」を見逃す危険性はゼロではありません。また、職人さんの間違いを現場監督が見つけた場合、それを是正させる方法が間違っている場合もあります。この場合、お施主様が自分で間違いを見抜くことが非常に難しいのです。
この2種類の「欠陥」を最大限防ぐ方法があります。【第三者監理】を導入することです。建築知識が豊富な第三者が、客観的に現場をチェックすることになります。最近では、【第三者監理】の費用も15〜20万円程度で導入できますので、利用しやすくなりました。
後で「あそこは本当に大丈夫なのかな?」と心配するよりは、第三者にしっかりとチェックしてもらう方が安心です。また、住んでいる場所から遠い地域に住宅を建てる場合、現場チェックに行く機会が少なくなります。このような時、出来るだけ現場に行く事と、「第三者監理」を導入することで、後悔しない家づくりが実現できます。
建築業界全体が、もっともっと、第三者監理を積極的に取り入れていけば、この業界から、いつか「欠陥住宅」が撲滅されると信じています。