これから家造りを始める方向けのメルマガを発行します!【マーコとカズパパの家づくり物語】
平成23年2月11日、長野県長野市に建っている「寒冷地型地熱住宅」において地熱住宅セミナーをおこないました。
*その時の様子は下記をクリックしてご覧ください(↓)
○寒冷地/長野市での【地熱住宅セミナー】はアツかったです!
それは長野市でおこなう2回目の地熱住宅セミナーでした。参加された方の中には「2回目」の方がいらっしゃいました。地熱住宅セミナーは、その内容が難しいためか(これは私の責任です。地中熱利用の原理原則を簡単に説明する能力が欠如しているからですね。深く反省しております)複数回出席される方が多いのです。
60代中ごろの方だと思います。その方から、セミナーがはじまる前に、このようなご注文をいただきました(↓)
「玉川さん、あなたもわかる通り、私はこれで2回目の参加です。前回の説明内容はよくわからず、納得できない部分もあったので、また参加しました。今回は【中学生でもわかるように】説明してください。お願いしますよ!」
一気に冷や汗が吹き出してきましたね(笑)。
当日、私の説明内容は、はたして「中学生でも理解できる内容」だったのでしょうか?
帰りの新幹線の中で、自分が説明した内容を思い返していたのですが、残念ながら、中学生でも理解できるようにわかりやすくは説明できていなかったと反省しました。
今後、各地でおこなう地熱住宅セミナーでは、反省をふまえて、中学生でも理解できるような内容にしていきたいと強く思うのですが、それなら事前の準備が欠かせません。
そこで、地中熱利用の原理原則について、中学生でも理解していただけるための予行演習として、このメルマガを発行することにしました。
しかし、中学生がそもそもイキナリ「地中熱利用」なんかに興味を持つのでしょうか?(2回目に参加された方はそのような意図ではなく、【中学生でも理解できるようにわかりやすく説明すること】を求められたのですが、あえて、そんな風に考えてみました)
中学生が家づくりを計画する場合(現実的ではない発想です。あくまでも想像です)、それまで聞いたこともない「地中熱利用」などに興味を持つはずはありません。
そこで、このメルマガではいきなり地中熱の説明をするのではなく、【家づくり】全般において、なぜ「地中熱利用」が求められているのかについて説明していくことにいたします。そのため、最初のころは全く地中熱に関する話題が出てこないことになるわけです。
例えば、こんな内容から始まっていきます(↓)
【マーコとカズパパの家づくり物語】 (創刊号)
新学期がはじまったマーコはカズパパと一緒に勉強机を買いに「東京インテリア」まで出かけた。(アッコママは美容室の予約があったため、一緒に行けなかったようである)
本来であれば、春休み中に買う予定だったが、カズパパの予定があわず、今日まで来ることができなかったのだ。
「東京インテリア」幕張店は超大型店舗であり、勉強机だけでも30種類以上のタイプが並んでいる。勉強机を選び終えた二人は2階に上がってみた。すると、そこには様々なリビングソファーセットが並べられていたのである。
「マーコ、ほら、ここ。パパと一緒に座ってごらんよ」
「・・・」
(パパはなんでこんなにハシャイデいるのかしら。横に一緒に座るのはちょっと恥ずかしいな)
「こんなに豪華なソファーに座っていると・・・、やっぱり、そろそろ家を建てるかな!」
「ちょっとパパ待ってよ。なんでそこに座ると家を建てることになるのよ。全く関連性がないし・・・。ただ思いついただけでしょう? 【やっぱり】って意味不明だし」
「ほら、先週の土曜日にママも一緒に水田のところへ遊びに行っただろ。あいつ、俺より1つ下なのに、俺よりも先に家を建てやがってさ。しかも、会社に近い浦安に新築住宅だよ。高級住宅街だよ。8000万円を越えたらしいよ」
(そういえば、あの時、ママは楽しそうに家の中を観ていたけど、パパはなんとなく機嫌が悪かったようだわ)
「けっこう高いのね」
「浦安は土地が高いからね。帰ってからママと話したんだよ。うらやましいなって。そしたらさ、ママがね、私達もそろそろ家を建てようかって。だからさ、今年あたり、我が家でも家を建てようと考えはじめたんだよ」
「ちょっとやめてよ、パパ。私、来年は受験なのよ。なにもそんな大切な時に家を建てなくたって・・・。高校に入ったら、結構お金が必要になるわけだし。その3年後には大学へも行きたいし。こんな時に8000万円も使っちゃって大丈夫なの? 私の学費は大丈夫・・・?」
「いやいや、8000万円は無理だよ。水田の場合、親から3500万円も援助してもらって、貯金が1500万円あったし、残りは住宅ローンだから。我が家では、4000万円が限度かな」
(あ~あ、展示品のソファーにふんぞりかえって鼻の穴をふくらませているよ。完成した新居の中ですでに座っている妄想状態ね。今住んでいるマンションのどこが不満なのかしら。引っ越しするのは嫌だな・・・。それなら)
「パパ、一つ質問があります! パパはなぜ家を建てたいの?」
「それはさ、水田だって建てたわけだからさ、俺がまだ賃貸マンションに住んでいるのもさ、なんだかさ、恰好がさ・・・」
「なによ、そのサ・サ・サって。後輩が先に建てたのが悔しいだけで家を建てるの?それだけ?パパの見栄だけで、私の学費が危機に直面することになるわけ?」
「そんなことはないさ・・・・」
(後略)
このような流れで物語ははじまっていきます。
いきなり「地中熱利用の話」がスタートするのではありませんのでご安心ください。
さてさて、最終回はいつむかえるのか予想もつきませんが、ぜひこの物語を引き続きお読みくださいね!
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