「悪徳訪問販売の手口」(パート2)
前回に続き、【悪徳訪問販売の手口】を紹介します。
同様な方法で、みなさんの家が狙われていますので参考にしてください。
【手口 :屋根の点検商法】
全国的に普及(?)している手口です。ご注意ください。
業者「こんにちは〜。屋根の点検をしている会社です。」
B様「うちでは雨漏りもありませんから必要ないです。」
業者「そうですか?しかし、ほら外に出て見てくださいよ。ほらっ!あそこを見てください。瓦がずれているでしょ。」
B様「えぇっ?そんなふうには見えないのですが」
業者「一般の人は見ても簡単にわからないのですよ。今日は梯子を持ってきていますから、無料で点検してあげましょうか?」
B様「いいえ。必要ありません。結構です。」
業者「雨が漏るようになってからでは遅いのですよ。さっきも、Aさんに依頼されて点検してきたばかりです。ついでだから無料でいいですよ。」
B様「Aさんが頼んだのですか?それならお願いしようかしら。」
業者「わかりました。ちょっと上がってきますね。」
↓ (業者は屋根に上がる)
業者「奥さん、点検してきてよかったですよ。ほらっ!これを見てください。」(と言って、業者はポラロイド写真を見せる。そこには、瓦がたくさんずれている様子が写っている。)
B様「いやだっ!こんなにずれているの。このままだとどうなるのかしら?」
業者「当然雨が漏ってきますね。もしかすると、すでに見えない場所で雨漏りしているかもしれませんよ。このまま放置すると柱が腐りだしますから、地震がきたら大変だ!」「今日は、無料で見積できますが、どうしますか?」
B様「無料ですか。それならお願いしようかしら。Aさんも頼んだのですか?」
業者「はいはい、わかりました。ちょっとまってくださいね。はい、これが見積です。できるだけ早く修理した方が良いですよ。」
こんな状況です。
みなさんはおわかりですね。この後、法外な料金の見積書が提出されます。ポラロイド写真は事前に準備されていたものであることは言うまでもありません。近所のAさんに依頼されたというのもウソです。
この話のポイントは:
●点検商法であること
●近所のAさんにも依頼されたというのがウソ
●ポラロイド写真がウソ
基本的には、上記のパターンで、全国どこでもやってきます。
いかがでしたか?
みなさんは、こんな手口にひっかからないようにしてくださいね。